バイオディーゼル

昨日は雨だったんで、午前中は仕事、午後はごろごろしてて、そうだ！図書館に行こうと思い立ち、あれこれ本を読んでいました。
中でも、植物燃料の本がおもしろかったんで少し取り上げてみます。
今騒がれてるのは、エタノール生産のためのとうもろこし栽培がほかの農作物に影響を与えているということ。
それを燃料として使うにも化石燃料を使用しなければならないと言うこと。
つまり、あまりカーボンニュートラル（「 植物バイオマス等（木材等） を燃やしても大気中の二酸化炭素量は増えない」　という原理）にはなってないのじゃないかとか、
いろいろいわれてますね。

おもしろかったのは、バイオディーゼル。
一番最初のディーゼルエンジンは燃料にピーナッツ油を使ったとか。
今のように軽油を使うのは単にコストの都合からだそうです。
ヨーロッパでは菜種から燃料を作るそうです。
それだけでの使用はやはりエンジンが動かなくなるようで、いろいろと試行錯誤がされているようです。

ただ、排ガスがきれいかと言うと、アルデヒド類やベンゼン類が出るそうです。
これは、現在触媒を使って軽減させる方向のようです。

新しい方法を、新日本石油株式会社とトヨタ自動車株式会社が研究中で、これによると今の軽油と同じようなものが出来るそうです。

温暖化対策はまだまだ、始まったばかりですので、多方向に向かった技術が開発されるでしょうけど、その原料は植物を使うのが主流になるんだろうな。

すでに、それを見越して世界的に穀物生産に適した土地が投資？投機？どっちかな？
とにかく、注目されてるようです。
温暖化で、暖かくなると案外北海道の広大な農地が注目されるかもしれないなと
妄想が始まったところで終わりにしましょう。