湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

パンク修理で腹をたてる

2006年08月23日 | 自転車生活
昨日、ブリジストン号に乗ろうと思ったら前輪がパンクしていた。
きっと丹沢からの帰りに何か踏んだかしたのだろう。
このまま下半期はパンクゼロ?なんて少し期待していたのでちょっと残念だった。

そんなわけで昨日と今日は久し振りにLEMONDに乗ったのだけれども、
ずっとLEMONDを通勤に使うのは嫌なので、先ほど久々にパンクの修理をした。

まずタイヤを外してチューブを引っ張り出して、穴の開いている箇所をマーキング。



次にマーキングした周辺に薄くゴム糊を塗って、薄いマルニのパッチを張る。



そしてそこに重石として鉄アレイを乗せてしばらく放置。



そのあいだにスペアのチューブをタイヤにはめ込んで空気を入れる。
今日はせっかくなので先日購入したプレッシャーゲージを使ってみた。



で、その頃にはゴム糊も乾いているので空気を入れて漏れがないか確認するわけだけど・・・、
これが今日は全然うまくいかない。
きちんとマーキングしたはずなのに、別のところからわずかに空気が漏れる。
仕方がないからもう一度マーキングをしてパッチを張りなおすのだが、
そしたら今度はまたすぐ近くの別の穴から空気漏れが。
でもって、そんなことが3回ほど繰り返された。

僕は、修理しながら一本のチューブを結構長く使うほうだけれども、さすがに嫌になった。
パンクしたのは仕方ないけれど、なかなかうまく修理できないことに腹がたった。
頭に来て結局このチューブは廃棄して、新しいチューブをツールカンに入れた。

まぁ新品のスペアチューブはまだ部屋に5本以上はあるのでいいんだけど、
心配なのがいったいどんな種類のパンクだったかということ。
一枚のパッチでは覆いきれない範囲に、最低でも2つ以上の小さな穴が開いていたようなので。
タイヤに変なものが刺さっていないか一応チェックしたけれど、なんか心配だなぁ。
とりあえず、あとから近場を少し走って様子を見てみよう。
それで明朝、空気が抜けていなかったら大丈夫だと思うんだけど。

修理が下手糞だっただけかもしれないけれども、こういうパンクって嫌だなぁ・・・

表丹沢林道から葛葉川本谷を登った

2006年08月22日 | 山・山スキーなど
昨日(8/21)の続き

葛葉川にかかる表丹沢林道の橋の上で、SPDシューズを脱いで沢登り用の靴に履き替えた。
そしてかすかな踏み跡をたどって葛葉川に降り立った。
ここから三ノ塔までこの葛葉川本谷を遡っていくつもりだ。

ところで僕が沢登り用の靴を履くのは今回が初めて。
沢登りをやってみようかなと6年くらい前に靴を買ったものの、
結局その後そういう機会は訪れず、ずっと押入れのなかで眠っていたのだ。
その靴を今回ようやく使うことができた。無駄にならなくて良かった。



沢に降りると、いきなり3mくらいのこの滝があらわれる。
こういう滝を登っていくことを考えて、胸がわくわくする。
そして涼しい沢のなかがとても気持ち良い。



この葛葉川本谷は、初級者向けの沢とガイドブックに紹介されているのだけれども、
確かに岩はしっかりして持ちやすいし、滝も登りやすい。
そういった楽しい滝を水に濡れながら楽しく登っていく。



この滝は右側を、



そしてこの滝は、滝のなかを登った。



ここは少し恐かったけれども、左側を登った。
しかしいくら初級者向けの沢と言っても、こういう少し高い滝であれば、
落ちたらやはり事故は起きると思う。ちょっと恐かった。



で、次のこの滝は直登はできずに左側を巻くように登った。
こんなふうにいろんな滝を登りながら、途中から沢を離れ、踏み跡をたどって尾根道に向かう。
なんでもずっと沢伝いに登っていくと、かなりの急斜面になって行き詰るらしいのだ。



涼しくて快適な沢を離れ、こんな感じの薮のなかを登ること20分、



ようやく登山道と合流。それまで涼しい沢のなかにいたのにすっかり汗びっしょりになってしまった。
で、またこの階段状の登山道が登りにくいんですよ。



そんなわけで1205mの三ノ塔に着いたときは結構グッタリでした。
本当は葛葉の泉から登るはずだったけど、今日はショートカットして表丹沢林道からで正解だったかも。
夕方からは飲み会もあるし。ふぅ~、疲れた。

この三ノ塔は展望に優れている場所なのだけれども、
昨日は残念ながら雲が湧き上がりはじめていて、あまり展望は得られなかった。



雲がかかりはじめた多分大山?



多分半原とかそっち方面?



塔ヶ岳方面は雲がかかっちゃって駄目でした。もちろん富士山も見えません。

こんな感じの三ノ塔の山頂で僕はしばらく、



横になって休んだ。寝不足が結構こたえていたこと、沢を離れてからの登りで思いのほか疲れたこと、
そしてガスに包まれはじめた山頂の空気がひんやりしてとても気持ち良かったこと。
そんないくつかが重なって、誰もいない山頂のテーブルの上で20分くらいうとうとした。

下山はニノ塔経由で。ぬかるんだ登山道がすごく歩きにくい。一度滑って転んで泥だらけになってしまった。

結局、自転車のところに戻ったのは出発してから2時間半後のことだった。
コースタイムと比較しても結構早かった。でも沢のなかは涼しかったからいいのだけど、
沢を離れてからは結構きつかったなぁ~。うん、今日はホントにショートカットで正解だった。



橋のところで沢靴を脱ぎ、SPDシューズに履き替え、



ふたたび自転車のヒトとなって、表丹沢林道をヤビツ方面に戻った。

そこからはいつものコースを江ノ島まで走った。
でも昨日もとっても暑くて、耐え切れずに途中でジュースを2本。
最後の一本はもうアパートまであと2kmくらいのところで買った。
もう、限界ぎりぎりだったのです。ほんときつかった。
部屋に戻ってしばらくグッタリと動けなかったものな。

そんな感じのぼうっとした状態で鎌倉の飲み会に向かったら財布を忘れた。
時間ぎりぎりだったこともあって、江ノ電には切符を買わずに乗ってしまったため、
鎌倉駅に着いてはじめて財布がないことに気づいた。まったく何をやってんだか。
事情を話して借用書を書いて改札を出してもらい、飲み代もその日一緒に飲んだ女性たちに借りた。
大笑いしてくれたのが救いだったけど、ホントに恥ずかしかった。
「気合のなさが感じられるよね」とか言われたけど、そんなこともないんですけどね。

なんだかとっても疲れたけれども、楽しい1日だった、かな。

アプローチでヤビツ、菩提峠、表丹沢林道

2006年08月21日 | 自転車生活
今日はお休みなので6時少し前に部屋を出て丹沢方面に向かった。

と言っても今日は自転車ではなく、他のことがメイン。
せっかくだから、というより、僕は車やバイクを持ってないので、
自転車でアプローチせざる得なくてそうなったわけです。
まぁ電車とバスでアプローチするという手もありますけど、
丹沢だったら自転車で行ったほうが楽だし、早いですからね。



朝の茅ヶ崎海岸は最高に気持ち良く、



振り返れば海と江ノ島がとってもきれいだった!



相模大橋からは丹沢方面も、



富士山もバッチリ!(ちょっと雲かかってますけど)

ところで今日のとりあえずの目的地は葛葉の泉なのだけれども、
直行しては面白くないということで、ヤビツと菩提峠を越えて葛葉の泉に下ることにする。

最初のヤビツは、今日はタイム目的ではないけれど、やはり一応タイムは計る。
なんか、これはもう癖ですね。

ただ先日の美ヶ原のときのように無理のないペースで今日も上ったわけだけれども、
にもかかわらず今日は先日のように軽快には上れなかった。
背中のディパックが少し重いためか(言い訳1)、それとも暑さのせいか(言い訳2)、
ゆっくりペースなのにすごく辛かった。
多分タイムを狙ったところで今日は全然駄目だったろう。



結局タイムは51分7秒。きつかったぁー。思わず、



冷たい炭酸に手が伸びました。でもこれでだいぶ生き返った気がした。



峠の売店の店主と少し話をしてから、裏ヤビツへ下りはじめた。
店主曰く、昨日は乗鞍前の最後の追い込みですごい自転車の数だったらしい。
結構詳しいんだなあと感心してしまった。



裏ヤビツ方面に下り、途中の富士見山荘から菩提峠へ向かう。
そしたら至近距離に鹿があらわれた。どうせすぐに逃げるだろうと思ったのだけれども、
一向に去る気配がないので、ディパックからカメラを出して写真を撮った。
全然人を恐れない鹿というのはなんだか不気味ですね。奈良の鹿じゃないんだから。



そして菩提峠からはいよいよ葛葉方面へ桜沢林道を下る。
朝から感じていたけれど、峠近くから見た空は少し秋の様相を見せていた。



表丹沢林道との合流地点まで下り、そこからさらに桜沢林道を下っていこうと思ったらゲートが。。。
全然自慢にならないけれど、普段はこういうゲートも突破してしまうのだけれども、
今日のこのゲートはいまだかつてないくらい厳重で躊躇してしまった。
少し下からは重機の音がしてくるし。少し悩んだ末に、
もともとの目的地は葛葉の泉だったのだけれども、表丹沢林道を戸川方面に向かうことにする。

で、しばらく走ったら



ひどい斜面の崩壊が!これはホントにひどい。
この崩れた土砂がきっと林道を埋め尽くしてしまったのだろう。
でないと、人まで通行止めなんてそうそうないから。

やはり進入しなかったのは正解だったかもしれないと思いつつ、
荒れた路面を走って、葛葉の泉の上流と思われる場所に自転車を止める。



そこでヘルメットを脱ぎ、靴を履き替えて、今日の目的を果たしに出掛けたのだった。
しかしいくら車両通行止めの表丹沢林道とはいえ、
とめてある自転車のすぐ脇に脱ぎ捨てた靴と靴下があったら、
見る人によってはあらぬ勘違いをしてしまいますよね。
どうか、人の目に触れぬようにと祈りつつ、その場をあとにした。

続く

昨日買ったもの

2006年08月20日 | 自転車生活
先ほど食事の準備をしていたらいきなり大型のコックローチが太股にとまり半狂乱に。
ガスの火をとめて、殺虫剤を撒き散らした。あぁ、気持ち悪かった。

昨日は久し振りに遠回り出勤をして、サガミサイクルの展示即売会に寄ってみた。
チューブやボトルなどの消耗品の補充と、お値打ち品のチェックが目的だったのだけれども、
目が飛び出るような格安品というのはほとんどなかったような気がする。
特売などでなくても、今は普通に通販でお安く購入できちゃいますものね。

と言いつつ、展示即売会の賑やかな雰囲気は、「何か購入せねば」という気持ちに人をさせる。
というわけで、結局僕も必要かわからないようなものを何点か購入してしまった。
よく着物の展示会でほとんど詐欺同然に高いものを買わされちゃう人がいるけれど、
ああいう人のことを馬鹿にできないよな、と少し思った。

で、昨日買ったものがこれ。


・パナレーサーバリアント2本(僕にとっては高級タイヤです)
・ホントに消耗のための安ボトル2個
・普通のボトルゲージ1個
・GIYOのカーボンハイプレッシャーミニポンプ
・プレッシャーゲージ
ツール特集の別冊付今月号のサイスポはもちろん書店にて購入。毎年この号だけは買う。

タイヤとかボトルはいいとして、ミニポンプやプレッシャーゲージなんて
まずこの会場に来なければ買わないものだったので、やはり雰囲気に煽られたんだろうな。
まぁどれも不要なものではないのでいいんですけどね。
とくにプレッシャーゲージなんてここで買っていなかったら、
一生買うことなんてなかったかもしれないし。
これからは僕もわずかな空気圧の違いがわかるサイクリストに?

自信ないなぁ・・・

鍵を買った

2006年08月19日 | 自転車生活
先日、通販でスペシャライズドのハードロックスリムという鍵を買った。



普段はいままで使ってきたもっとちゃちで軽い鍵を使うつもりだけれども、
スリムとは言うものの実測560g(鍵本体のみ)もあるこの頑丈そうな鍵があれば、
自転車に乗って映画や食事に行っても少しは安心できるかな、と。

もう少し涼しくなってきたら、この鍵を持って都会へ遊びに出かけよう。

※19日はちょっと忙しいので早めのエントリー。内容はほとんどないようってやつですね。

青の炎コース

2006年08月18日 | 自転車生活
用事があったので鎌倉の実家に寄って、例によって海岸線を走って21時頃に帰宅。

ところで僕は、鎌倉と江ノ島のアパートを自転車で走るたびに『青の炎』という小説を思い出す。

この小説の主人公はロードレーサーに乗って藤沢から鎌倉の高校に通っているのだけれども、
その通学コースが僕の走るコースとあまりにも酷似しているのだ。
この小説は後日映画化されたわけだけれども、ケーブルテレビでの放映を観てみたら、
僕のアパートのすぐ近くの勾配のきつい坂を
ジャニーズの二宮和也がすごい勢いでTREKのレーサーで上っていた。
結構やるじゃん、と嫉妬に似た感情が少し胸をよぎった。

主人公は江ノ電では不可能なスピードで家と学校を往復して、
ある事件のアリバイ工作をするのだけれども、
その時間で果たして僕も同じコースを走れるか試してみたりしたことも。
小説にライバル心を持ってどうする?なんて思いつつ。

そんな青の炎のコースを今夜は夕涼みがてらのんびり走った(たいていのんびりだけど)。
稲村ガ崎の下りで対向車線のトラックめがけて突っ込もうなんて気もおこさずに。
映画はちょっとあれだったけど、小説は悪くなかったな。

コンパクトな輪行袋

2006年08月17日 | 自転車生活


いままで使っていたホイールポケット付の輪行袋があまりにもボロボロになってしまったので、
今年に入ってからの2度の輪行ツーリングには、緊急用にと以前買っておいた
オーストリッチのL-100という超軽量タイプのものを使った。

この輪行袋、ホイールポケットがないから使いにくいとか、
生地が薄くて破れやすいなど不評な意見もたくさんあるけれど、
235gという軽さはやはり魅力で、僕なんかは
もう元の重いタイプのものには戻れないなと感じてしまった。

フレームとホイールをしっかりとストラップで固定したりするのは確かに面倒だけれども、
携行時の軽さと小ささはその面倒さを補って余りあると思う。
このコンパクトさはなるたけ重い荷物は持ちたくない中高年サイクリストにとっては、
とても魅惑的であり、ありがたいことこの上ないだろう・・・
などと考えながら、自分ももう若くないのだなぁと感じてしまった。

昔は輪行袋のわずかな重さの違いなんてほとんど気にならなかったものなぁ。


80km

2006年08月16日 | 自転車生活
一昨日の美ヶ原高原サイクリングで走った距離は83km。
そのうち70km以上が勾配のきつい上りか下りで、
平坦部分は松本駅から浅間温泉までの5kmと、上諏訪下諏訪間の5kmのみだった。
これはまぁ僕がそういうコースを立てたからそうなったわけで、
決して信州が悪いわけではないけれども、些かバランスが悪く感じた。
もう少し平坦の距離があったほうがバランスが良かったかなと思った。

で、そんなことを考えていて思い出したのが、江ノ島からのヤビツ峠往復80km。
よくよく考えると、この80kmは素晴らしくバランスがとれているように思える。
峠の上り下りで約24km。残りの56kmが海沿い川沿いの平坦。
時間的にも平坦を走るのが2時間強、上りが40~50分、
そして下りが20分程度ととてもバランスが良い。

そんなことを考えていたら、湘南の海から丹沢の峠を走る
こんなコースが簡単にとれる環境がとても恵まれているように思えてきた。
そしていつものヤビツ往復コースをなんだかすごく走りたくなってきた。

というわけで、夕方遅い時間からですが走ってきました。ヤビツ峠。



追い風を受けて快調に走り、相模川を越え、



金目川沿いを遡った。



そして夕暮れ時のなんとなく懐かしい風景のなかを名古木まで走った。

名古木からは、やはりいつものようにタイムを計って上る。
もうほとんど陽は暮れ、路面のギャップもほとんどわからない。
そんななか淡々とヤビツの峠道を上る。
景色が開けた場所からときどき見える秦野の町の夜景が美しく輝いていた。

そしてようやく峠着!



タイムは44分38秒。
とりあえず、前回ブリヂストン号で走ったときよりかは速かったので良しとしよう!
こういう地道な積み重ねを続けていればきっと秋頃には良いことがあるだろう!

あたりは真っ暗なので峠からはゆっくりと慎重に下る。
お尻をサドルから浮かし、体の力を抜いて、
ちょっとした路面のギャップに対応できるよう注意を払う。
車のライトが近づいてきたらさらに徐行し、
場合によっては停車してやり過ごした。

しかしそんなふうに下っていても、
夜の涼しい空気の中を下るのはとても気持ち良かった。
そんなに標高が高いわけではないけれど、
体にあたる丹沢の天然の涼風はどんな冷房よりも快適だった。

で、今回の夜ヤビツのご褒美がこれ↓





三脚なしなのでうまく撮れなかったのがすごく悔しいんだけれども、
菜の花台からの夜景はほんとうに素晴らしかったです。
走りに行く前にかなり悩んで、重くなるからと結局持っていかなかったんだけど、
折り畳み式のミニ三脚を持っていくべきだったよ!
でも、しっかりとその場で楽しんだので、こちらも今回はこれで良しとしよう!

名古木から江ノ島までは、〆の平坦路。
オールアウトするもよし、クールダウンするもよし!
でも今日は途中で力尽きて、ブルベでもないのにコンビニで・・・


子供の小遣いじゃないけど、300円しか持ってなかったもので・・・

まぁ、そんなわけで最後をうまく〆ることはできませんでしたが、
一昨日に引き続き、本日も充実の80kmを満喫致しました。
美ヶ原も素晴らしいけど、地元・神奈川も侮れません。

さいくりんぐ・de・美ヶ原

2006年08月15日 | 自転車生活
昨日は松本から美ヶ原高原まで上り、扉峠、和田峠、霧が峰を経て、下諏訪まで走った。別に狙ったわけではないけれど、美ヶ原高原まではヒルクライムレースのツール・ド・美ヶ原と同じコース。車道ではなくて、高原内の遊歩道を横断したかったので(もちろん自転車は押して)そうなったのです。

標高586mの松本駅を5時に出走。少し道に迷いながらも浅間温泉を抜けて美鈴湖への上りにかかる。杉林のなかの九十九折。時折結構な勾配の部分もある。そんな道をほとんど32×23のインナーローでゆっくり走る。そして美鈴湖には5時50分くらいに到着。飲用に適しているのかわからない便所の水をボトルに補給し、また走りはじめたところで朝焼けがはじまった。



美鈴湖からも当たり前だけれども延々と上り。でも今日はさいくりんぐ!写真を撮ったり、止まってパンを食べたりしながら、適正なギアでゆっくりマイペースで走っているので、さして疲れを感じずに、「えぇ、もう?」という感じで武石峠(1830m)にたどり着く。



と言っても峠に着いたのは7時5分なので、なんだかんだと結構走っているのでした。ここまで松本駅から23.05km。標高差にして1244m。結構上ってきたんだなぁと思う。

武石峠までは樹林帯のなか、そして霧のなかを走ってきたのだけれども、ここからだんだんと景色が開けはじめる。そして霧も晴れはじめる。





いかにも、高みを上っているというような道になってくる。道路から高原のなかに入りこむ遊歩道などもそこかしこに現れるので、何度か自転車をとめてそうした遊歩道にちょっと入り込んだり、登山道を歩いて武石峰(1973m)に登ってみたりもした。





武石峰への登山道からは、いま走ってきた道、これから走る美ヶ原高原へと続く開放感あふれる道を見下ろした!まだ朝早いからか車も少なく、とても気持ちいい!



武石峰(写真の右のなだらかな山)を登ったあと、ようやく道路の終点へ。このあたりはちょっとしたアップダウンになっている。多分ここらがレースでは60km以上で攻めるという最後の下りなのだろうな。僕はあまり下りでスピードを出さないのだけれども、普通に下って50kmは軽く出たので踏む人は70kmくらい出すかも。スケールが大きいからあまり感じないが、実際は結構な勾配があるのだろう。

レースのゴールであり、この道路の終点である美ヶ原高原駐車場に到着したのはちょうど8時。松本駅からここまで28.76km。時間にして3時間。休憩したり道草したりしながらでもこれくらいで走って来られるのだから、レーサーはやはり速いと思う。ただ、これは今回フロント3枚のブリジストン号で走ったからであって、52×39のlemondだったらとてもこうはいかなかったと思う。きっとすごくきつかったと思う。もともとこのブリジストン号はこういったツーリング用に手に入れたのだけれども、今までほとんどまともなツーリングには使ってこなかった。そんなブリジストン号をようやくこういう場所に連れて来れたことがちょっと嬉しかったりする。これからもっとすごい場所に連れて行ってやるからな、

と美ヶ原高原の遊歩道にブリジストン号を押して入っていく(ダートなのできっと嫌がってるだろうな)。
一応事前に調べてみたのですが、遊歩道内への自転車乗り入れは歩行者に迷惑がかからないようにすれば(いまのところ)うるさく規制してはいないようです。ゲートには許可車両のみ通行可とあり、自転車については何の記載もありませんでした。ただ実際のところがどうなのかわかりませんので、管理人のような方がいる場合はその方に相談してください。また当然ですが、こういうところはMTBなどでガンガンに攻めて走ったりするのはやめたほうが無難だと思います。



自転車には乗れなくても、高原の遊歩道がとても気持ち良い。
ただモラル的なこともあるけれど、路面的にもレーサーは乗車不可!安いタイヤだから気にならないけれど、押しているだけでタイヤを傷めそうな砂利道です。

涼しい風吹く、素晴らしい高原の遊歩道を途中ちょこっとだけ昼寝をしたりしながら、自転車を押してだいたい1時間半くらい歩いた。


王ヶ頭から眺める南西断崖







もともとたいしたことはなかったけれども、そうやってメーターの平均速度をどんどん下げながら、別の遊歩道入口である山本小屋に着いたのが9時36分。ここからは車道に戻り、ビーナスラインを走る。

しかしここからは残念ながら車がどんどん増えて来て、あまり落ち着かないサイクリングに。



ビーナスライン。。。素晴らしいんだけど、これはもう観光道路ですね。お盆休みということもあるのだろうけれども、バイク、車のオンパレード。なかなか難しいですね、ビーナスラインのような道路は。

まったく平坦なところがない道路を(朝からほとんど平坦を走っていない)上ったり下ったりして扉峠と和田峠を越え、本日もうひとつ楽しみにしていた八島ヶ原湿原に寄る。



ここは高山植物がたくさん咲く良い場所なのだけれども、



駐車場(駐車場に入るためにすごい渋滞ができていた)から近いこともあって、やはりたくさん人がいた。まぁそういうときに来ている僕が悪いんですけどね。しかしどうでも良いけれど、どうして人混みのなかで関西弁というのはああも目立つのだろうか?僕は関西弁嫌いじゃないし、大阪に住んでいたこともあるけれども、いやぁ賑やかだった!



霧が峰のあたりでも時間はまだお昼前だったけれども、元々の予定がここまでだったこと、人と車が多かったこと、眠かったことなどのために、ここから上諏訪に下ることにする。

上諏訪まではスーパーダウンヒル。10%以上がほとんどという勾配のダウンヒルでちょっと緊張。あまり路面が良くないのも恐い。一度小さな小石をはじいて、バランスを崩したのが恐かった。

諏訪までは一気に下った。標高の高いところは曇りときどき晴れという感じだったのだけれども、諏訪に下ってきたらものすごい日差しと暑さでびっくり!で、翌日が諏訪湖の花火大会ということもあって、観光客も多く諏訪の街は異様な熱気が感じられた!



諏訪湖畔は翌日の花火の場所取りのためのブルーシートだらけ。人がいないものは排除するとアナウンスが流れたりしているけれど、この暑さで律儀にブルーシートの上で座っていたら死ぬかもしれませんね。一人だけ日傘をさして、ちょこんと座っていた女性がいたけれど、なんだかとっても気の毒に思えた。



そんな暑さのなか、僕は湖畔のちょっとした日影でソフトクリームを食べながらちょこっと休憩。そしてあまりうまくなかったけれども有名らしい塩天丼というものを昼飯に食べて、下諏訪に向かう。お安い温泉公衆浴場は下諏訪に多いらしいので。



で、湖畔の湯という250円の共同浴場で汗を流し、休憩室の足つぼマッサージ機100円でリフレッシュして、



鈍行列車で爆睡しながら帰宅。いやぁ気持ち良かった!

今回の走行距離は83.46km。いかにも輪行ツーリングって感じの距離ですね。
ヒルクライムの楽しみあり、爽やかな高原の風あり、走行後の温泉と車中のビールありとなかなか楽しいツーリングでした。

高原の風は気持ち良かった!

2006年08月14日 | 自転車生活
んですが、今回の夜行日帰りはちときつかったかもしれません。
ムーンライトえちごに乗って飯豊山に登ったときは全然大丈夫だったんだけどなぁ。
下諏訪から高尾まで乗り換えなしの鈍行列車に乗れたこともあって、
帰りは一本のビールで爆睡でした。大月あたりで目覚めたときの気持ち良かったこと!

今回のさいくりんぐについては、明日以降にエントリーしていこうと思いますです。
では、おやすみなさい。