湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

山での食事の話

2006年08月10日 | 山・山スキーなど
山の場合、自転車旅行と違ってどこかのお店で食事をとったり、食料を仕入れたりすることができないので、食料計画に毎回頭を悩ませることになる。でも今回は学生の頃の自転車旅行のように、シンプルに普通の米を炊き、あとはレトルトのスープや味噌汁とさんまの缶詰という食事で通した。夜に多めに米を炊き、朝は残った冷や飯を食う。あまりに質素ではあるけれど、飽きずに白米を食べれるように塩昆布や海苔の佃煮、それから味付け海苔を持っていったのでむしろ普段よりも食が進んだ。そんな食事が今回は正解だったような気がした。



まず米は腹持ちがいい。そしてアルファ米のようにまずくないし、個包装されているわけではないので、好きな量だけ食べることができる。雪の山なんかだと水の問題があるから米を炊くのは躊躇われるけれど、水が簡単に得られる山であれば普通に米を炊けば充分だと思った。朝晩たくさんの米を食べたおかげで、行動中はアミノバイタル2つとカロリーメイト1箱、それから飴玉とカリカリ梅みたいな大き目の梅干(塩分補給のためのもの)で充分持った。おかげで軽いけど高い山用のレトルト食品など用意していなかったわりには、かなり食料を軽量化することができた。

もしまたテントを積んで自転車で旅をすることがあっても、こんな食事で充分な気がした。白米と味噌汁、そしてその土地で仕入れてきた新鮮な食材を一品二品三品くらい追加すれば食事なんて結構簡単にできてしまう。昔北海道を旅したときは、一緒にテントを張った人と食べきれないくらいのツブ貝を安く買ってきて食べたこともあったな。あれは旨かった。いまならビールを美味しく飲めるからもっと旨く感じるだろうな・・・。う~ん、なんか久し振りに自転車でのキャンプツーリングをしたくなってきたな。となると、やはり新鮮な魚介類が手に入れられるような場所がいいな。まだ行ったことのない下北半島なんて良さそうだな。温泉もあるし・・・

と、気づけばいつのまにか全然山での食事の話ではなくなっていたりするのだった。