湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

表丹沢林道から葛葉川本谷を登った

2006年08月22日 | 山・山スキーなど
昨日(8/21)の続き

葛葉川にかかる表丹沢林道の橋の上で、SPDシューズを脱いで沢登り用の靴に履き替えた。
そしてかすかな踏み跡をたどって葛葉川に降り立った。
ここから三ノ塔までこの葛葉川本谷を遡っていくつもりだ。

ところで僕が沢登り用の靴を履くのは今回が初めて。
沢登りをやってみようかなと6年くらい前に靴を買ったものの、
結局その後そういう機会は訪れず、ずっと押入れのなかで眠っていたのだ。
その靴を今回ようやく使うことができた。無駄にならなくて良かった。



沢に降りると、いきなり3mくらいのこの滝があらわれる。
こういう滝を登っていくことを考えて、胸がわくわくする。
そして涼しい沢のなかがとても気持ち良い。



この葛葉川本谷は、初級者向けの沢とガイドブックに紹介されているのだけれども、
確かに岩はしっかりして持ちやすいし、滝も登りやすい。
そういった楽しい滝を水に濡れながら楽しく登っていく。



この滝は右側を、



そしてこの滝は、滝のなかを登った。



ここは少し恐かったけれども、左側を登った。
しかしいくら初級者向けの沢と言っても、こういう少し高い滝であれば、
落ちたらやはり事故は起きると思う。ちょっと恐かった。



で、次のこの滝は直登はできずに左側を巻くように登った。
こんなふうにいろんな滝を登りながら、途中から沢を離れ、踏み跡をたどって尾根道に向かう。
なんでもずっと沢伝いに登っていくと、かなりの急斜面になって行き詰るらしいのだ。



涼しくて快適な沢を離れ、こんな感じの薮のなかを登ること20分、



ようやく登山道と合流。それまで涼しい沢のなかにいたのにすっかり汗びっしょりになってしまった。
で、またこの階段状の登山道が登りにくいんですよ。



そんなわけで1205mの三ノ塔に着いたときは結構グッタリでした。
本当は葛葉の泉から登るはずだったけど、今日はショートカットして表丹沢林道からで正解だったかも。
夕方からは飲み会もあるし。ふぅ~、疲れた。

この三ノ塔は展望に優れている場所なのだけれども、
昨日は残念ながら雲が湧き上がりはじめていて、あまり展望は得られなかった。



雲がかかりはじめた多分大山?



多分半原とかそっち方面?



塔ヶ岳方面は雲がかかっちゃって駄目でした。もちろん富士山も見えません。

こんな感じの三ノ塔の山頂で僕はしばらく、



横になって休んだ。寝不足が結構こたえていたこと、沢を離れてからの登りで思いのほか疲れたこと、
そしてガスに包まれはじめた山頂の空気がひんやりしてとても気持ち良かったこと。
そんないくつかが重なって、誰もいない山頂のテーブルの上で20分くらいうとうとした。

下山はニノ塔経由で。ぬかるんだ登山道がすごく歩きにくい。一度滑って転んで泥だらけになってしまった。

結局、自転車のところに戻ったのは出発してから2時間半後のことだった。
コースタイムと比較しても結構早かった。でも沢のなかは涼しかったからいいのだけど、
沢を離れてからは結構きつかったなぁ~。うん、今日はホントにショートカットで正解だった。



橋のところで沢靴を脱ぎ、SPDシューズに履き替え、



ふたたび自転車のヒトとなって、表丹沢林道をヤビツ方面に戻った。

そこからはいつものコースを江ノ島まで走った。
でも昨日もとっても暑くて、耐え切れずに途中でジュースを2本。
最後の一本はもうアパートまであと2kmくらいのところで買った。
もう、限界ぎりぎりだったのです。ほんときつかった。
部屋に戻ってしばらくグッタリと動けなかったものな。

そんな感じのぼうっとした状態で鎌倉の飲み会に向かったら財布を忘れた。
時間ぎりぎりだったこともあって、江ノ電には切符を買わずに乗ってしまったため、
鎌倉駅に着いてはじめて財布がないことに気づいた。まったく何をやってんだか。
事情を話して借用書を書いて改札を出してもらい、飲み代もその日一緒に飲んだ女性たちに借りた。
大笑いしてくれたのが救いだったけど、ホントに恥ずかしかった。
「気合のなさが感じられるよね」とか言われたけど、そんなこともないんですけどね。

なんだかとっても疲れたけれども、楽しい1日だった、かな。