年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

夏は来ぬ

2017-05-06 00:00:00 | Weblog
『夏は来ぬ』

卯の花の 匂う垣根
時鳥(ホトトギス) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

橘(タチバナ)の 薫る軒端(のきば)
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌(いさ)むる 夏は来ぬ

楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(クイナ)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(クイナ)鳴き 卯の花咲きて
早苗(さなえ)植えわたす 夏は来ぬ


 ウツギの花、ミカンの白い花の香りが目にも鼻にも飛び込んでくる。耳に入るのはケッキョケッキョケッキョの小鳥のさえずり。
 今、田んぼには代掻きの農機が入り、数週間もすれば田植え機がゴーゴーと苗を植える姿があるだろうが、「夏は来ぬ」の世界は私の小学生時代の世界。自分の実家近くの田んぼでは、バァチャンにじいちゃんおじさんおばさんおねーさんが腰を屈めて上下の衣服を泥で汚し田植えをしていた。そして大きな怒鳴り声を出しながら田んぼ全体を見廻し苗を配分するお兄さんがいたりして、当たり前の風景であった。
 楝ではないがエノキの実は結実しやすいのだろう、どこにでも芽を出し大きな木となる。生長が早い。このPCを置いている部屋からも見えるエノキは鳥が植えたもの。全てが懐かしい。全てが愛おしい。傍を流れる小野川のくぼみから蛍が飛び交う夕暮れ来るのがもう少し。

 月曜日の90分を考えたい。今日は一日のほとんどをPC相手とする。マンネリ化している私のお喋り会のこと。私に与えられるお喋り会のお題は決まっていない、アンタの思うようにやりなさい・・とは言ってくれるが、大勢の受刑中の人、いわゆる罪を犯した懲役刑の人たちに対し自分が自分に与えたお題は、教育支援としてまっとうに仕事をして、まっとうに飯食って、まっとうに笑えるような生活をしようよ・・そのための土台作りとなるような・・・足場組立担当員を目指すことに尽きる。

 何年しても何回やっても満足し得るような時間を作れない。よって、どうすれば相手に伝わるのだろうかと、あぁでもないこぅでもないなどと小さな薄っぺらい頭で考えてみるが・・・
 言葉を削る、無駄な廻りくどい説明を止める。一言で相手が動く。その一言を目指す。90分かけて一つのことを伝える技術しかない能力から1分以内のお喋りで90分を理解してしまうような・・・でもなぁ。。相手は20歳代から60歳代までIQ指数が70前後から100オーバーまで範囲が広いもので・・難儀する。
 まずは小さなこと、出来ることを習慣化してみる。得するとか損するとかチマチマした自分のことではなく、互いに笑いあえるようなことや将来に向かってゾクゾクするような希望のこと、そんな一言。いかに辛苦を味わおうと出る言葉が感謝の一言であるような・・。
例えばうちの4人の子らの母親は、台所の隅っこに
 こんなことを書きつけ自分を戒めているんだろうと・・



 4男に結果はどうと聞くと、運転中だったのか…勝ったの一言。鹿児島市からの帰り道らしい。時刻は4時。サッカー部のHPを見ると、優勝の一言がアップされていた。

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