年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

寒の内に春を見つける

2018-01-17 00:00:00 | Weblog
 天気が悪い。昨日までの寒さはないが豪雨の時間もあったりして、何もしない一日を作ることにする。な~んもしない、コタツに入り丸くなること。ラジオだけは低い音で何やらわからないような音楽が伝わって来るだけ。本を手に取るもたったの1行縦に読んで終わり。晴耕雨読とはゆかぬ。

 午後いつものスポーツジムに行き衰えている足と腰の筋肉を少しだけ鍛えようかと午前に考えていたものの昼過ぎの豪雨で出かけるのを止めた。今日は履物を履くようなことをしない。

 ・・・と決めていたものの豪雨が止み寸時の雨上がりの時間に初めて履物を履く。そして、

 もうすぐ芳香が漂うであろう沈丁花の花芽を見つける。

 お~っとリュウキンカも一輪見つけたぞ!

 なぜだか・・急に・・あのカヌーイストの野田知佑さん、今何してるのかなぁ・・などと思いだした。
 野田さんは今の子供が置かれている社会環境に警告を出している。
最近の子供、若い人は、社会の犠牲者だね。
親や学校が「危ない」と言って、川に行かせない。生き物を捕ったら「汚い」とか「かわいそう」だから捨てろという。服がぬれると叱られる。禁止だらけだ。まず、大人に泳げない人が多い。だから、「危ない」と蓋をする。そうすると川の存在がどんどんと遠くなる。危険に直面した時・・・なすすべを知らないとどうしようもない。危ないと思うなら・・・泳ぎ方を教えるのが正しいと思うんだ。川で遊びづらくなっている。
 日本の川をカヌーで下っていると、警察や役所が「危ない」と飛んで来る。アウトドアで危険だからやめろと言われたら、何もできない。一番の問題はそこだ。私が「自己責任だから、何があっても公共へ文句は言わない。」と答えても・・・警察や役所は「他のみんなが困っている。」という。何でもかんでも、すぐに・・・「みんな」というキーワードが出てくるのは日本だけじゃないか?それを社会正義みたいに振りかざしてくる。玄人の意見ではなく・・・人の物差しで判断しようとする。
 川に潜って魚を捕るようになると、自分の町の川が好きになる。吉野川で、小中学生に川遊びを教える「川の学校」を始めて、16年目になる。毎年30人の参加者を全国から募集して、二泊三日のキャンプを年5回やる。カヌーや川遊びをしていると・・・漁協が威張って文句を言ってくることがあるが・・・川の学校のスタッフが漁協と話を重ね今では漁師が子供にアユを差し入れてくれることもある。子供たちは、潜ったり、魚を捕ったり、飛び込んだり学校で禁止されている遊びが全て出来る。半分以上の子供が初めての体験だね。泳げない子にはライフジャケットを着せる。「危ない」「やめろ」とは言わず、常に安全を確保しながら自由に遊ばせている。捕った魚は自分たちで調理して食べる。そうすると、子供たちはナマズやウナギをみると・・・「食べよう」と目の色を変えて捕ってくる。
近頃は、アオダイショウなどの蛇を捕って、カリッカリに揚げて食べる。結構、うまいんだよ。(笑)参加した子供たちが、二泊三日で別人のようになる。ある親は「一体何をやったんですか?」と聞いてきた。子供が寝てる間もニコニコ笑っていると言うんだ。その子は人づきあいが苦手で、不登校になりかけていたそう。遊びで発散していくうちに、夢中になれることを見つけたんだね。夢の中でも川で遊んでるんだ。彼は・・・生涯でこんなに楽しいことはありませんでした。」と言った。胸を打たれるよ。本来は何をやっても面白い時なのに・・・今は家でも学校でも勉強以外は何もやらせてもらえない。それでは、つまらないよ。人間は、小さい時の体験が大事だろうね。子供のころに何でもやってみると、抵抗がなくなる。川の学校の卒業生の子供たちは・・・親に川遊びのやり方を教える。面白いね。ある親は「ただで楽しい遊びができるんですね。」と言い、しきりに感動していた。一家全員で遊べて、父権復活のチャンスだよ。子供より絶対的に体力があるから、何もできない父でもすぐに子供を追い越せる。陸の上は、人が多くて、規則が多すぎる。 水の中や水の上は自由だからね。川の中で足ヒレつけて・・・「しゅーっ」と魚を追いかけている時の自由さは・・・他には、無いよ。 


 パドルを漕いで川面から眺める人と車はすべて上側に見る。人は川面を見下ろす。そのような当たり前のことから多くのものを学ぶことができると教えてくれたのはカヌーイストの野田さんから。

 いつの日であっただろうか・・・まだ4人目が生まれていない時、上3人の子供を連れて四万十にカヌー乗りに行ってたのは・・。 
 この本おすすめ。 

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