年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

よくやるよ・・

2016-08-20 00:00:00 | Weblog
 こっちもこっちではあるが・・・
 こんなにくそ暑いのに若い人たちはよくやってるよなぁ・・。近未来のなでしこ候補?

甲高い声がグランドに飛び交っておる。

見るだけで汗が噴き出るようで
    
猛暑の中、蝉の抜け殻も 

 母親が入っている施設のSWさんからぜひ参加してください・・と云われてたのが
 介護施設の夏祭り

 身体が疲れるから参加は嫌だと、母親がごねる・・そこをスタッフさんがナダメすかして下の広場に降りることにした。毎日ベッドと食堂と居間室の往復の日常から太鼓や鉦や獅子舞、屋台も出ている非日常の世界に少しは気が晴れたようで・・・きざみ焼きそばやきざみたこ焼き、カット大判焼きなどを美味しそうに全部たいらげるようで・・・

 夕刻となり

 夜も更けておなじみの炭坑節の曲がかかると皆さん輪になっての盆踊り、それを母親は楽しそうに眺めている。
そして多くの家族さんを見ながら、自分がフト思ったこと・・は
  深沢七郎「楢山節考」のこと。衝撃的な姥捨山のことである。

 山深い貧しいの因習に従い年老いた母親を背板に乗せ真冬の平城山に捨てに行く物語。 次に生まれてくる孫のことを思い自ら進んで口減らしのために山に捨てられることを選択するおばばおりんと捨てに行く息子の物語は強烈であった。
 今、物理的に姥捨山に捨てに行く山梨県にあったような場所はない。。と思うが・・いや、介護施設はそれと似ておるのではないかと、不遜に思ったワケで・・。
 もちろん経済的には食料不足により老人を養うことは出来ない環境にはない。しかし、介護施設の夏まつりに参加している多くの入所者さんたちのご家族さんを見ておれば、自分を棚に上げて云うが、やっぱり親御さんを施設に捨てているような感覚になる。もちろん老人の方も家族に迷惑になるからという理由もあるのは楢山とおんなじでも、生産性のある現場にいると手間のかかる老人は生産的な日常生活のラインには、向かない・・と。そのような考え方になる今の世、何か大きく間違いを起こしているのではないか。間違った方向に自分たちは進んでいるのではないかと、強く想う・・と祭りの終了した20時過ぎ一人で車を走らせながら考えた。

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