暘州通信

日本の山車

●535 回収しても行き場のないフェロシルト

2006年02月15日 | 行政・司法問題
 ●502 フェロシルトからとんでもない有害副生品が検出? をあげたら、ハラナ・タカマサ氏の明快なコメントがあった。同氏の記事のご一読をお勧めする。
http://blog.drecom.jp/tactac/archive/393
 要約すると、つぎのようなことになるらしい。
■茨城新聞の記事は、共同通信の転載。「三重県・環境保全事業団」で紹介した『朝日』の記事を圧縮したような内容。
■土壌とまざりあったフェロシルトは100万トンという試算さえある。
■三重県環境保全事業団は、最大25万トンを受け入れる方針と朝日新聞の報道。
■冷静にかんがえればわかることだが、最終処分場の受け入れ可能量は最大25万トン。ハナから 全量撤去の「受け皿」が用意されていない。
■しかも、石原産業が三重県に「2ヶ月期限を延長してほしい?」といったセリフが空約束になりかねない。2ヶ月たったらまた再延長の申し入れ? だ。
■つまり、撤収元と、受け入れ先の収容量が見合わない。もとは100で、先の受け入れ能力は25。しかも残りの75はどこかヨソへ持っていってくれ。ということらしい。
■そこで。当面しのぎをもとめ、2ヶ月冷却期間をあけて、地域住民やメディアが「わすれる」のを、ひたすら待つ。三重県はそれまで、しのびにしのんで、時間かせぎするって、戦術なんでは?
■しかも、以前も指摘したとおり、この県の最終処分場は、石原産業の工場敷地および隣接地域につくられているという点(どひゃあ? そうだったの)で、このさき「密室内」で、なにがおこなわれるかわかったもんじゃない。
■おまけに、三重県が学識経験者とやらを動員した委員会は御用機関としか、思えないような発表しかしていないし、以前も書いたとおり、人選も怪しいから、全然信頼感がおけない(笑)。
■スジ論からだけいけば、はなしは簡単なんだな。■石原産業と三重県の産廃処理施設に、化学の専門家、三重県警が科学警察研究所あたりのたすけもかりてチームを組んで、強制捜査をおこなうこと。事務所じゃなくて、処理施設のね。
■しかし、なにもやらない可能性はたかい。■北川前知事の責任追及もふくめて、うやむやにされていくんだろうか?

●534 教えてください

2006年02月15日 | 行政・司法問題
 フェロシルトについてわからないので、三重県に下記のお尋ねをしました。ご存知の方がありましたら教えてください。(匿名でも結構です)。

三重県宛てにお尋ね。
 こんにちは、ご多忙中恐れ入りますが、フェロシルト問題について、①から⑤の疑問について、わかる範囲で教えてください。
石原産業株式会社からでるフェロシルトは、三重県が、
Ⅰ 当初、リサイクル品として認定した。
Ⅱ、Ⅰのフェロシルト認定後産業廃棄物に指定した。
の経路を経たと考えます。そこで知りたいのは、
① 前Ⅰのリサイクル品として認定された年月日と公文書は?
② 前Ⅱの産業廃棄物に指定された年月日と公文書は?
③、前ⅠとⅡのあいだで、リサイクル品として認定されたフェロシルトが産業廃棄物と指定された年月日と公文書は?
④三重県は前①から③について、県民にどのような方法で告知や公告をされたか?
その年月日、公文書は? 媒体は?
⑤、④について報道された事実があればその報道機関と文書(新聞その年月日、公文書はなど)?。
⑥三重県はいつ、どのような方法で、愛知県、岐阜県に知らせましたか?