行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

紅葉の街路樹

2022-12-21 20:00:05 | 風景
今年は街路樹がきれいに紅葉しました。
自宅近くの街路をその紅葉を写しながら歩いて見ました(11/5)。


街路のナンキンハゼが紅くなっていました。
その紅葉を、WB晴天日陰(色温度8000K)で写して見ました。
色温度を高くすると、写真は赤色が強調されます。


日当たりのナンキンハゼの紅葉並木道、
WB晴天日陰で、インパクトのある画像になりました。
晴天日陰での撮影は初めてかも知れません。


ナンキンハゼ(南京櫨)。
中国原産のトウダイグサ科ナンキンハゼ属の落葉高木です。
葉は先端が尖った菱形、
果実は球形黒色の蒴果で熟して裂けると、
白色の蝋状物質で覆われた種子が現れます。


ナンキンハゼの並木道を突き当たると、
ユリノキの並木道に出ます。


そのユリノキの紅葉もWB晴天日陰で。
枯れ葉色に近いユリノキの紅葉ですが、
ずいぶん紅く、見事な紅葉に写りました。


歩道橋の上から、
バス通りのケヤキの紅葉を。
WBは曇天(色温度6000K)にして、色温度を少し下げました。
普段使いのWB晴天の色温度は5200Kなので、
曇天も赤味が強くなります。


同じ歩道橋から紅葉の交差点風景を。
人と車を停めて見ました。


スーパーの横の歩道を歩きながら、
通りのケヤキ紅葉を写して、帰宅。
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リュウノウギクなど11月のノギク

2022-12-20 20:00:34 | 花,植物
11月4日、稲城南山を散歩。
開発により、だいぶ減少してしまいましたが、
リュウノウギクが咲き始めていました。
そして、ノコンギク、イナカギク、シラヤマギクが咲き残っていました。


リュウノウギク(竜脳菊)。
キク科キク属の多年草です。
いわゆる野菊の1種で、他の野菊に比べ開花が遅く、
秋遅く花をつけます。


山地や丘陵に生え、低山の森林周辺の林縁部の日向に見られ、
開けた草原や河川の土手などには出現しない野菊です。
全体にキクによく似ていて、茎がひょろりとして頼りないのが特徴です。


舌状花は白色、咲き始めの花や蕾は淡紅色を帯びます。
葉は大まかには楕円形で三つに浅く裂け、粗い鋸歯が見られます。


長池公園で植栽されたと思われるリュウノウギク(12/8)。
多年草らしく、大きく成長して、たくさんの花をつけていました。


イナカギク(田舎菊)。
ヤマシロギク(山白菊)の名もあるシオン属の多年草、
10~11月、山地や山麓などの林内によく見られるいわゆる野菊の一つです。
ノコンギクに似ますが花色は白色です。


キク科シオン属ノコンギク(野紺菊)。
日本各地の低地から高原までの草原に広く見られる多年草、
ヨメナとともにいわゆる野菊の代表種です。
変異が多様、花色も白、淡紫色、淡いピンク色などがあります。


シラヤマギク(白山菊)がまだ花をつけていました。
これもシオン属の多年草、
8月ごろから花をつけるいわゆる野菊の一つです。
茎は立ち上がって高さ1mほどになり、
舌状花が6枚前後と少ないのが特徴です。
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ツワブキとスイフヨウ

2022-12-19 20:00:10 | 花と虫
11月2日、
久しぶりにミラーレスを持ち出して、
自宅近くで晩秋の花撮りをして見ました。
ツワブキ、スイフヨウを写して見ました。


自宅前に咲いたツワブキを標準ズームで、
逆光で花が暗くなるので露出はプラス補正、
絞りは絞らず、背景に街並みをぼかして見ました。


散歩の公園道にもツワブキが咲いていました。
ツワブキはキク科ツワブキ属の常緑多年草、
主に海岸沿いに自生し、岩の上や崖の上などによく見られます。
また、庭や庭園などにもよく植えられています。


珍しい花でもないので、少し遊んで、
ツワブキの黄色を前ぼけにして、ツワブキの黄色の花を。 
石蕗の花(つわのはな)や「いしぶき」とも呼ばれ、初冬の季語です。
花の少ない11月~12月の貴重な花になります。


ツワブキは葉が特徴的です。
葉は土の中の根から生える根生葉、
濃い緑色をしていて、葉身は厚くて表面につやがあり、
形は円に近い腎臓形です。


公園の花壇に10月下旬から咲き出した白いフヨウの花、
咲く時期からしてスイフヨウ(酔芙蓉)と思われます。
しかし、この個体、夕方になってもあまり酔いがまわらず、
かすかにピンク色になるだけです。


スイフヨウはアオイ科フヨウ属、フヨウの園芸品種です。
朝方は白花、昼から午後になるとピンク色から紅色に変化していきます。
紅くなっていくのは、花が紫外線から自らの身を守るために、
アントシアニンという色素を生成し蓄積することによるものだそうです。
このアントシアニン、温度が25℃以上になるとより生成されやすくなります。
紫外線の弱い11月に咲いたこの花、
アントシアニンを多く作る必要がないようです。


同日、同じような色合いのバラのような花を写しました。
葉が厚く、鋸歯があるところからサザンカと思われます。

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ナワシログミ、キヅタの花

2022-12-18 20:00:34 | 花,植物
11月最初の散歩道、
ナワシログミ、キヅタが花をつけていました。


公園の山道、
ナワシログミが白い小さな花をつけていました。
グミ科グミ属の常緑低木です。
葉は楕円形で硬質感があり、
表面は艶のある深緑色で、裏面は星状毛が密生し、銀白色です。


花の少なくなる10月下旬~11月、
葉腋に淡黄褐色の花を複数つけます。
この時期の虫たちの貴重な蜜源です。


上とは別の個体、
木も少し大きく、たくさんの花をつけていました。


落ち葉に日が当たりオレンジ色、
背景にして地味な花に色を加えて見ました。
ナワシログミの名は稲の苗代を作る頃に果実が熟すところから、
また、先端の枝が垂れ下がり、つる植物状に見えるのもナワシログミの特徴です。


キヅタ(木蔦)が黄緑色の小さな花をたくさん咲かせていました。
この花も11月に咲くの貴重な花です。
ウコギ科キヅタ属の常緑つる性木本、
落葉性のツタに対し、
常緑性で冬でも葉が見られるのでフユヅタ(冬蔦)とも呼ばれています。


小さな山道にチャノキ(茶の木)の花。
茶はツバキ科ツバキ属、
9月ごろから12月ごろまで、ツバキに似た白い小さな花をつけます。


山の草原に小さな草の花、
ロゼット状に発達した葉に小さなピンク色の花がいくつもついていました。
なにかと思ったら季節外れのキツネノマゴです。
7~8月にいたるところに群生して見られますが、
11月に咲くと、可愛らしく見えます。
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10月31日のオオアオイトトンボ

2022-12-17 20:00:18 | 昆虫
木々が紅葉・黄葉し、
アゲハチョウやアカトンボの姿がすっかり見られなくなった10月の最終日、
日当たりの岩の上にオオアオイトンボを写しました。


10月31日は気持ちよい秋晴れ、
12月中旬の今に思えば、日中の日射しはまだ強く、暖かい日でした。


散歩途中の小さな池、
池横の岩の上に暖をとるようにアオイトトンボがとまっていました。
イトトンボの中では大きいとは言え、
されどイトトンボ、細く小さいことに変わりありません。
レンズを望遠マクロに換え、そっと近づいて見ました。


マクロレンズでできるだけ大きくと、近づきすぎると、
さすがに逃げるのですが、すぐまた近くの岩にとまってくれます。
逃げられない適当な距離を測って一枚。
オオアオイトトンボの下には、
赤褐色の落葉が日に照らされていました。
早いもので10月も今日で終わり、明日から11月です。


ちょうどよい所にいたので、
普段はなかなか撮れないアオイトトンボの正面顔を。
眼が大きい、顔のほとんどが複眼です。


こちらは10月15日に写したもの、
オオアオイトトンボは水面におおいかぶさった木の樹皮に産卵する習性があり、
普通は池が近くにある林床やうすぐらい草藪によく見られます。


アオイトトンボ科アオイトトンボ属。
同属のアオイトトンボによく似ますが、
それより体長が少し大きいのでオオアオイトトンボ。
金属光沢の緑色が美しいトンボです。

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街路樹の紅葉・黄葉

2022-12-16 20:00:01 | 風景
2022年10月末から11月初め、
秋晴れが続き、ケヤキなど街路樹が美しく色づきを見せていました。


一週前に市民祭りが行われていた中央公園、
日常に戻り、競技場周辺の木々が紅葉を強めていました。
そして、空には素敵な見られました。


一週前はよさこいソーランの舞台だったクジラ橋、
いつのまに橋のドウダンツツジやケヤキが色づいていました。


少し歩いて、城山公園の広場へ、
広場のケヤキや街路のユリノキがいい色です。


公園の歩道橋から、公園通り交差点の車とケヤキ街路樹の色づきを。
紅、黄、緑ときれいです。


再び、公園通りを戻り、
ホームラン橋の上から、紅く色づいたケヤキ街路樹を。
今年はケヤキの色づきがきれいです。


ホームラン橋の上から、反対方向のケヤキ黄葉。
ケヤキは同じような比率で紅葉、黄葉の両方が見られます。


望遠で尾根幹線のモミジバフウの紅葉。
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オトコヨウゾメとノブドウの実

2022-12-15 20:00:12 | 花,植物
昨日に続いて10月27日の南山の散歩道にて、
今日は野山の果実を集めて見ました。


ノブドウ(野葡萄)が青、ピンク、紫、赤紫と
色とりどりの実をつけていました。
ノブドウは藪地によく見られる、
ブドウ科ノブドウ属のつる性落葉低木です。


実はこのカラフルな小さな果実は
ノブドウミタマバエなどが寄生している寄生果、虫えいとのことです。
正常な実は白色でやや小さく、
ほとんどの実が寄生果になります。


山道に赤い果実を見つけました。
5~8mmほどの小さな果実が数個、
枝にぶら下がるように付くその姿は見映えがして素敵です。


その果実、葉の姿からオトコヨウゾメと知りました。
レンプクソウ科ガマズミ属、
山野に自生する落葉低木でガマズミの仲間です。
葉はふつう卵形で、縁には先が鋭く尖る粗い鋸歯が見られます。
日本固有種、秋遅く葉は美しく紅葉します。


谷戸道に、カラスウリの青い果実と赤くなりかけた果実、
そしてノイバラの小さな赤い実が木の枝からぶら下がっていました。


多分、シラカシと思われます。
10月末のこの時期はまだ青いドングリ、
たくさん付いていました。


多分、ヤマイモのムカゴ(零余子)です。
山道にぶら下がっり付いていました。
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アキノキリンソウとフユノハナワラビ

2022-12-14 20:00:19 | 花,植物
10月27日 、久しぶりに南山の山道を散歩、
アキノキリンソウとフユノハナワラビなどの花を見つけました。


それほど大きくない個体が3茎ほど、
ほそぼそとですが、今年もアキノキリンソウ(秋の麒麟草)が花をつけていました。
山地や丘陵の日当たりのよい場所に生えるキク科アキノキリンソウ属の多年草、
黄色の花がきれいです。


かつては里山地域にごく普通に見られた「秋の道ばたの黄色い花」でしたが、
生育環境の減少や荒廃でいまは大きく減少しているそうです。
そんなこともあり、見つけるとレンズを向けてしまいます。


フユノハナワラビ(冬の花蕨)。
ハナヤスリ科ハナワラビ属の冬緑性シダ植物です。
花のように見えるのは胞子葉と呼ばれる胞子を包む袋をつけた穂です。
子持ちワカメのような姿です。


秋に葉を出し、枯れないまま冬を過ごし、
直立した胞子葉の様子が花の穂を連想させるので、
フユノハナワラビの名です。


栄養葉は大きく3つに分枝し、3~4回羽状に深裂します。
秋から翌春まで展葉しています。


タイアザミでしょうか、
総苞片や花の形状からノハラアザミとは違うように思います。
背景の黄色はアキノキリンソウではなく、セイタカアワダチソウです。


ベニバナボロギクはたくさん見られました。
キク科ベニバナボロギク属の1年草、
原産地はアフリカで、第二次大戦後の帰化植物です。
森林が伐採された際などに出現するパイオニア植物として知られ、山地に多く見られます。
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ノハラアザミとホシホウジャク

2022-12-13 20:00:43 | 花と虫
10月下旬、
花も終わりに近づいたノハラアザミに
数匹のホシホウジャクが独特のスタイルで吸蜜していました。


10月下旬の山地の草原に
数匹のホシホウジャクがまだ元気に活動。
夕刻のノハラアザミの花に吸蜜していました。


そのホシホウジャクを正面から低速シャッターでねらって見ました。
ホバリングの翅がぶれていい具合です。
そして、顔にピントが来て、触覚、長く伸ばした口吻もしっかり写りました。


斜め上から吸蜜のホシホウジャク。
夏の終わりから咲いていたノハラアザミの花も終わりに近づいています。
とことろどころに綿毛ができていました。


翅を動かして、空中に留まりながら、
花の目的の場所に長く口吻を伸ばすその技術に
いつも感心させられるホシホウジャクです。


マクロレンズで近くで撮れたホシホウジャク、
花の下からモスラ登場、そんな画像に見えます。
この画像では、口吻は伸びずにクルクルと巻いていました。


最後にノハラアザミの種子が撮れました。
タンポポに似ています。
綿毛で飛び、拡散していきます。

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ゲンノショウコとウド

2022-12-12 20:00:31 | 花,植物
10月下旬の山道に
いろいろなステージのゲンノショウコの果実がありました。


ゲンノショウコはフウロソウ属の多年草、
夏から秋の初め、紅紫色または白色の小さな花を咲かせます。
山道の草むらに、そのゲンノショウコにたくさんの果実ができていました。
その中から、まずは青い果実を。


ゲンノショウコ、
一つの茎に花が2つつくようで、どれも果実が一対となりできていました。
左側の黒褐色は熟した果実、
右側の紅褐色はまだ半熟の果実のようです。


この対は、左側は熟した果実、
右側は裂けて種実を飛ばした後の果実です。


果実は熟すと皮が下から5つに裂開して反り返り、
反動で中から5個の種子を1つずつ弾き飛ばします。
5つの裂片は蒴果の先端だけがついていて、下方は外側に巻き上がります。
この種子を飛ばした後の果実の形が神輿の屋根のように見えることから、
ミコシグサ(神輿草)の名があるゲンノショウコです。


5裂した果実を上からも一枚。
紅色の萼片と重なり、美しい造形です。


同じ山道にウドがありました。
夏の終わりから秋の花、
花も終わりに近く、両性花序の子房が膨らみ果実ができ始めています。


ウドはウコギ科タラノキ属の大型の多年草、
山野に自生するほか、山菜として栽培も行われています。
直径3 mmほどの球状の液果は秋に黒紫色に熟し、
一つの液果の中に3~ 5個の種子ができます。
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