行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ルコウソウ、マルバルコウソウ

2015-10-11 20:00:53 | 花,植物
ルコウソウとマルバルコウソウ、
いずれも熱帯アメリカ原産のヒルガオ科のつる性一年草、
よく似た形の花が咲き、
江戸時代、ほぼ同じ時期に園芸用として持ち込まれたとのことです。



ルコウソウ、
引き続き園芸品として
秋に庭や道端などにその美しい花を咲かせます。


漢字で書くと縷紅草、
縷は「一縷の望み」などに使われる字、
糸を意味するそうです。
糸のように葉が細い紅い花の草となります。


マルバルコウソウ、
葉が丸く大きいルコウソウです。
なぜかこちらは広く野生化し、
秋になると、野のあちらこちらに
朱赤色のきれいな花を見せてくれます。


ルコウソウもそうですが蕊の白が
花色によく映えます。


道端の草原、
ヨモギの花につるを絡ませ咲いたマルバルコウソウ、
年々増え続けているようで、
除草困難な草としても名があげられていまるようです。


マメアサガオ、
北アメリカ原産のヒルガオ科のつる性一年生草本、
やはり野生化して、道端などのによく見ます。
花色は薄いピンクもありますが白が多いようです。
蕊はルコウソウほど長くなく、
花を覗くと薄紫色の葯が目をひきます。


アメリカアサガオ、
これもアメリカ原産のヒルガオ科のつる性一年生草本、
花はマメアサガオより大きく、直径3~5cmほど、
やはり野生化しています。
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10月の紅い果実

2015-10-10 20:00:07 | 花,植物
10月初旬の散歩道に写した
樹木の紅い果実を集めて見ました。


山道のレンプクソウ科ガマズミ、
その紅い果実と少し大きい白いカビが生えたような実、
白い方は虫こぶ、ガマズミミケフシです。


そのガマズミの近くに、
同じような紅い果実、
同じレンプクソウ科のコバノガマズミと思われます。


これも山道にて、
クスノキ科シロダモ、
昨年の秋に咲いた花の果実が紅くなりはじめていました。
葉の裏が粉を吹いたように白いのが名の由来だそうです。


サカキ科モッコク、
道路横に植栽されたものですが
やけに実の付きのよい樹を見つけました。
別名はアカミノキ、リンゴのような紅い実、
葉柄、花(果)柄も紅色です。


ニシキギ科ニシキギ、
紅い果実がたくさん付き、
早くも紅葉しているものがありました。


ニシキギ科マユミ、
早くも果実がピンク色に染まっています。
11月になると果実が4裂し、
中から真っ赤な種が姿を現します。


ミズキ科ハナミズキ、
紅い果実の下、早くも紅葉しています。
桜とともに早くに紅葉が見られる樹です。


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ときどきカメムシ2

2015-10-09 20:00:07 | 昆虫
9月中旬から10月初旬の散歩に写したカメムシ、
9月14日掲載の「ときどきカメムシ」の続編になります。


モンキツノカメムシでしょうか。
背中の黄紋がハート型に見えるのが
よく似たエサキモンキツノカメムシ、
これは黄紋の上部にへこみがなく、
ハート型でなく、いわばワイングラス型に見えます。
モンキツノカメムシだとすれば少し珍しいようです。


キバナヘリカメムシ。
ニシキギ科の果実によく見られる
腹部が黄色、背部が濃褐色のカメムシです。
紅い果実はツリバナ。


ツリバナの果実と葉、
そしてキバナヘリカメムシの3点セットです。


鉄柵にとまっていたのはキマダラカメムシ、
黒褐色の地に黄色の小斑紋が散りばめられてます。
台湾~東南アジア原産の帰化種で
近年急速に分布を広げているそうです。


そのキマダラカメムシの幼虫、
紅い小斑紋とその姿形がきれいです。


カスジキンカメムシの5齢の幼虫です。
これが脱皮すると、緑色の体色に赤い帯模様が
たいへん美しい姿になります。


これもカメムシの幼虫と思われますが
親なになのかよくわかりません。

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9月の蜘蛛いろいろ

2015-10-08 20:00:01 | 動物
9月に入ると、
散歩道に蜘蛛の姿がよく目につきます。


ジョロウグモ(女郎蜘蛛)、
いつどこから発生するのか、
9月になるとこの蜘蛛の巣があちらこちらに張られ、
そして巣の真ん中に派手な色使いのメスがどんと構えています。
写真は裏側、腹部から糸を出しているのがわかります。


上にいる黒褐色の蜘蛛がジョロウグモのオス、
オスは小さく、普段は巣の端のほうにいて目立ちません。
これだけ近づいているのは間もなく交尾と思われます。


10月になると、
卵を抱え腹部が膨らみだした個体が見られるようになります。


コガネグモ科ナガコガネグモ、
ジョロウグモより少し早く、8月ごろから、
この蜘蛛もよく目につきます。
腹部の黒と黄色の縞模様がきれいな蜘蛛です。
この蜘蛛も大きくて、目につくのはメスです。


ナガコガネグモ♀の背中、
やはり黄色と黒の模様です。


ほぼ花の咲き終わったワレモコウを舞台に、
小さな蜘蛛が多分ミドリバエを捕食したところです。
蜘蛛はコハナグモ、
網を張らない蜘蛛で、
花の上で長い脚を大きく広げて獲物を待ち伏せます。


9月中頃、
草原にやけに太った蜘蛛らしき物体を見つけました。
じっと動かずにいます。
たぶんアシダカグモ、
メスが卵(卵のう)を抱えている姿です。
1週間以上、何も食べず、卵を抱えるのだそうです。









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ヌスビトハギの果実など

2015-10-07 20:00:01 | 花,植物
野の草にも花が咲き、
果実、種子ができます。
9月下旬から10月初旬に写した
ヌスビトハギなど少しおもしろい草の果実とその花を集めててみました。


マメ科ヌスビトハギ属のヌスビトハギ、
果実は2節の豆果です。
こうしてみると黄緑色のサングラスが並んでいるようです。


そのヌスビトハギ、
8月中旬、山道にこんな姿で花が咲いていました。


とても小さな花、、
マクロレンズで拡大してみると
けっこうきれいな花のヌスビトハギです。


同じヌスビトハギ属、
荒地に生えるのでアレチヌスビトハギ、
その豆果は2節から6節と、
節の数は定まってはないようです。


9月初旬のアレチヌスビトハギの花。
北アメリカ原産の比較的最近入ってきた帰化種、
けっこうな勢いで広がっているようで、
最近ではヌスビトハギより多く見られます。


ナス科ヒヨドリジョウゴの花とまだ青い果実、
秋も深まるとこの果実、
光沢を残したまま、真っ赤に熟します。


ウリ科スズメウリ、
今はほとんど見られなくなった鉄条網の柵に
つるを絡ませたくさんの青い果実をつけていました。
この青い実は熟すると光沢を失い灰白色になります。
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ホバリングで吸蜜、ホウジャクの仲間3種

2015-10-06 20:00:39 | 昆虫
ハチドリ?、空飛ぶ海老?、
ホバリングをしながら口吻を伸ばして
吸蜜するスズメ蛾の仲間、
ホシホウジャク、ヒメクロホウジャク、オオスカシバの
ホバリング中の姿を写して見ました。


まずはホシホウジャク、
メドーセージの花に吸蜜にきました。


ホシホウジャクはメドーセージがお好き、
上とは別の個体です。
シャッタースピードが遅くなり、
翅がうまい具合にぶれてくれました。


少し上からの写真、む
茶褐色の体色に
後翅のオレンジ色がよく目立ちます。


セセリチョウに混じり、
ホバリングしてニラの花に吸蜜していたのは、
ヒメクロホウジャクです。


体色はウグイス色、
腹端が黒色で一筋の白色が入ります。


オオスカシバ、
その名のように翅が透明、
空飛ぶ海老といわれればそのように見えます。


体色はこの茶褐色のものと、
上のようにウグイス色のものがいるようです。
異なる個体ですが両者ともキバナコスモスに来ていました。
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ミゾソバ、ママコノシリヌグイ、アキノウナギツカミ、オオイヌダテ

2015-10-05 20:00:56 | 花,植物
夏の終わりから秋の散歩道に見つけた
いずれもタデ科イヌダテ属の草の花を集めて見ました。


ミゾソバ(溝蕎麦)、
毎年、彼岸が過ぎるころ、
水辺に可憐な花を見せてくれます。
白地の花弁の上部の紅色が素敵です。


葉の形が独特、
牛の顔のように見えるので、
ウシノヒタイという別名があります。


こちらは山の陰道に群生していたミゾソバ、
水辺でなくとも湿った場所であれば育つようです。


ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、
茎に びっしりと下向きのとげがあり、
トゲソバの別名があります。
ちょうどモンシロチョウがとまってくれました。


これもママコノシリヌグイ、
花が開いているをあまり見ませんが、
開くとミゾソバによく似ています。
夏の初めから秋まで見られる花です。


アキノウナギツカミ(秋の鰻掴み)、
これもユニークな独特な名です。
茎に下向きのとげがあり、
ママコノシリヌグイによく似ていますが
ママコノシリヌグイは三角形の葉、
こちらは楕円形の葉が茎を抱くようにしてつきます。
この蕾も開いているのをなかなか見ません。


オオイヌダテ、
道端や河川敷きなど、
いろんな場所に見られる大型の一年草です。
この薄い紅色が多く見られます。


オオイヌダテの白花、
シロバナオオイヌダテとも呼ばれるようです。








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オオウラギンスジヒョウモンとウドの花

2015-10-04 20:00:46 | 花と虫
9月下旬、散歩道の一つ、
丘陵の林間に見つけたのは
オオウラギンスジヒョウモンでした。
これも初見です。
気をつけて探せば、
多摩丘陵にもツマグロヒョウモン以外の豹紋蝶がいることがわかりました。
しかし、ここも今は開発中、
だんだんとこんな場所がなくなっていきます。


草の葉に翅を広げてとまる豹紋蝶、
図鑑などで豹紋模様を確認してみると
オオウラギンスジヒョウモン♀のようです。


この蝶もオスに比べてメスの方が
色がくすんでいます。


やがて、近くのウドの花に
翅を閉じてとまりました。


角度を変えて見ると、
はっきりと特徴の後翅裏面の白色紋列が確認できました。


9月中下旬、
林間のあちらこちらにウドの花が見られます。
花の少ない今頃、
こんな花が林間の蝶たちの重要な蜜源になっているようです。


そんなウドの花と蕾。
「ウドの大木」という慣用句でも知られる
ウコギ科タラノキ属の多年草です。
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雌雄のミドリヒョウモン

2015-10-03 20:00:36 | 昆虫
多摩丘陵の自宅付近では
ツマグロヒョウモン以外の豹紋蝶は
見ることが少ないのですが
9月になると、ミドリヒョウモンはときどき見かけます。
発生は年1回、5~6月ごろ、
そして真夏の猛暑のころは夏眠、
涼しくなると再び野に姿を現すようです。
9月に見るものは4ヶ月ほど生きている個体たち、
ほとんどが翅に傷みがあるのも仕方ないようです。


林間のニラの花に吸蜜するミドリヒョウモン♂。
前翅の表に3本の太い直線、
オスの性標がはっきり表れます。


だいぶ翅に傷みが見られますが
ミドリヒョウモン♀です。
前翅の表に性標がありませんが、
代わりに豹紋が大きいようです。


ミドリヒョウモン♀。
後翅裏側、外縁から中央にのびる数本の白い帯が
ミドリヒョウモンの特徴です。


これもニラの花とミドリヒョウモン♀、
他のヒョウモンチョウ類と比べて
オレンジ色の鮮やかさないミドリヒョウモンですが
特にのメスは翅色がくすんで見え、
その色の違いも個体さが大きいようです。


ミドリヒョウモン♂。
ウドの花に翅を広げてくれました。


上と同じ個体、
ウドの花影が写って少し見づらいですが
後翅裏側に白い帯が確認できます。


ミドリヒョウモン♂。
シオンの花にとまりました。
だいぶ翅が傷み、長い間生きていることを思わせます。
翅色も個体差なのか、老齢のせいか、
ウドにとまった個体に比べて、
色褪せています。

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雌雄メスグロヒョウモン

2015-10-02 20:00:14 | 昆虫
自宅近くの散歩道、
ヒョウモンチョウで見られるのツマグロヒョウモンと
秋のいまごろ、ときどき見るミドリヒョウモンだけと思っていましたが
9月中旬、メスグロヒョウモンのオスに続けて遭遇しました。
そして、9月下旬、メスに出会うことができました。


通り道の公園の花壇、
大きなヒョウモンチョウがケイトウの花にとまっていました。
ツマグロヒョウモンではありません。
ミドリヒョウモンのオスかなと思い近づいて見ました。


かなり近づいても、
逃げずにとまっていてくれています。
だが、あぶない!
カマキリが鎌をたてて、そっと近づいてきています。
去年、こんな状況でヒメアカタテハが狩られたのを目撃しました。


殺気を感じたのかその場を離れ、
私のさらに近くに移動しました。
180mmマクロでトリミングなし、
画面いっぱいに翅を広げてくれました。


さらに移動し、
翅を閉じ、ハナトラノオにとまってくれました。
ミドリヒョウモン♂と思っていましたが
この翅裏にはミドリヒョウモンの特徴の白帯がありません。
調べてみると、メスグロヒョウモン♂のようです。
この両者、翅表はよく似ているのです。


今度は低山のニラ畑に
再びメスグロヒョウモン♂を撮りました。
ツマグロヒョウモンを除く豹紋蝶は
6月ごろ発生し、真夏の暑い時期はどこかで夏眠し、
9月、涼しくなると再び姿を現すそうです。
そのせいか、翅が傷んでいるものが多いようです。


オスがいるのでメスもどこかにいるのではと思っていましたが
残念ながら、メスは見たことがありませんでした。
9月28日、自宅近く、
城山公園のアベリアの花に吸蜜している
そのメスグロヒョウモン♀と思われる蝶を見つけました。


メスグロヒョウモンはその名のとおり、
メスの翅は黒色で豹紋模様はなし、
オスとはまったく異なる翅色をしています。


アベリアの花から花へと動きまわり、
なかなか翅を広げてはとまってくれません。
わずかに翅を開いたところをねらって見ました。
翅表は黒褐色に白い帯、
豹紋模様はまったく見られません。
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