行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

里谷戸の散歩道にて

2022-10-25 20:00:18 | 花,植物
9月8日の里谷戸散歩、
ネコハギ、ハゼラン、ミゾソバそしてチョウジタデと
初秋の小さな草の花を写しました。


道横の傾斜地にネコハギが花をつけていました。
マメ科の多年生草本、地を這うように茎を長く横に伸ばし、
マメ科らしい小さな花をつけます。
茎や葉など全体に軟らかな毛が目立ちます。


花期は7-9月とあるので、少し遅めの開花でしょうか。
葉腋にほとんど柄のない長さ7-8mmほどの花が2-3個ついていました。
花弁は白く、旗弁の中央基部に1対の紅紫色の斑紋があります。


ちょうど15時ごろ、
ハゼラン(爆蘭)がピンク色の花を開き、
ヤマトシジミが吸蜜していました。


ハゼラン科の多年草、
もともとは明治時代に鑑賞用に導入された植物ですが、
現在は多く野生化しているようです。
午後の2 - 3時間ほどしか開かないので、三時草とも呼ばれています。


谷戸の水田横の湿地に早くもミゾソバが花を開いていました。
タデ科イヌタデ属の一年生草本、
8-10月、水田の溝や用水路、小川などの縁に群生して小さな花を咲かせます。
見た目が蕎麦(ソバ)に似ていることが名の由来。


茎先に小さな花を数個咲かせます。
花は白~紅色で、多くは先端が微かに紅色に色づいています。
他のタデ科植物と同様に花弁に見えるものは萼。


水田の畔にチョウジタデ(丁子蓼)が花をつけていました。
タデの名が付いていますが、実はアカバナ科、
湿地や休耕田などに生育する一年生草本です。
タゴボウ(田牛蒡)の別名があります。


8 - 10月、葉腋に柄のない径7 - 10mmほどの黄色い花をつけます。
果実は長さ1 - 3cmほど、赤褐色で棒状です。
中に種子がたくさんできます。
コメント
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