行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ツルマメ、クズ、ヒヨドリジョウゴ

2022-10-24 20:00:18 | 花,植物
9月8日の谷戸の散歩道に写した、
ツルマメ、クズ、ヒヨドリジョウゴそしてヘクソカズラ、
いずれもつる性草本の花です。


ツルマメ、
マメ科ダイズ属の一年生つる性草本、
別名、ノマメともよばれ、ダイズの原種だそうです。
8 - 9月、葉腋から房状花序を出して、
長さ6mm前後の蝶形をした赤紫色の花を3 - 4個つけます。


つるとなる茎はやや太め、茶褐色の逆毛が密生し、
他の木や草に絡みついて長く伸びます。
葉は互生し、長い柄を持った3枚の小葉からなる複葉です。


秋の七草の一つ、クズ(葛󠄀)の花が咲いていました。
マメ科クズ属のつる性の多年草、
8 - 9月、葉腋から総状花序が立ち上がり、
紅紫色の蝶形の美しい花をつけます。


一方で、つるが他のものに巻きついて10メートル以上に伸び、
駆除が厄介な大型草本でもあります。


ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の小さな花を見つけました。
ナス科ナス属のつる性の多年生草本、
他の樹木等に絡み付いて繁殖します。


花期は8-9月、
集散花序に白色で大きく外に反り返った小さな花を多数つけます。
反り返った花の基部に見られる緑色の腺体が特徴的です。
葉はアサガオに似た三裂したものから、
卵状のものまで部位によって大きく変形します。


灌木に覆いかぶさるようにして、
アカネ科ヘクソカズラがたくさんの花をつけていました。
その横には夜に咲いて昼間は閉じてしまうカラスウリの白い花もあります。
ヘクソカズラもカラスウリもつる性の草本です。
たくさんの草木が競い合って伸びる夏、
つる草は他の草木に絡まり効率よく伸び、他の草の上で光合成を充分に行います。
コメント
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