行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キツネノカミソリ、ミズタマソウ

2021-08-28 20:00:09 | 花,植物
8月4日、長池公園にて。


春はじめにカタクリの花が見られた山斜面に、
はやくもキツネノカミソリが花をつけていました。
例年は8月半ばに花咲くキツネノカミソリですが、
8月初旬の開花、今年はいろんな花の開花が早いようです。


キツネノカミソリ(狐の剃刀)、
ヒガンバナ科の球根植物、多年生草本です。
明るい林床や林縁などに自生し、
お盆の頃、花茎を30〜50cmほどに伸ばし、花をつけます。
花色がキツネの体色に似ていて、
葉の形がカミソリに似ているのが名の由来とのことです。


早春のまだ他の草が生えていないうちに、
カミソリに似た狭長の葉を出して球根を太らせ、
多くの草が生い茂る夏になると、いったん葉を落とします。
そして、8月半ばごろになると地面から花茎を伸ばし、
先端にいくつかの花をつけます。
花期こそ違いますが、ヒガンバナと同じような花の咲かせ方です。


すぐそばにキツネノマゴの花、
名にキツネがつくので写して見ました。
花は8-10月ころ、道端などによく見られる一年草、小型雑草です。
名の由来は、花穂の形を孫狐(小さな狐)のしっぽに見立てたといわれています。


近くにミズタマソウ(水玉草)もありました。
山野の木陰などに多く見られるアカバナ科ミズタマソウ属の多年草です。
8月~9月、茎の先や上部の葉腋から花序をだし、白い小さな花をつけます。
花弁は2枚ですが、2裂し、4枚に見えます。


白い毛の密生した球形の子房を水玉に見立ててミズタマソウ、
花弁が落ちた果時になると、この部分がより白く目立ち、きれいに映ります。


草丈は20〜60cmで、節が赤褐色を帯びます。
葉は対生し、長卵形〜卵状長楕円形で先端が尖り、
縁には浅い鋸歯が見られます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする