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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

芙蓉、槿、立葵

2021-08-25 20:00:28 | 花,植物
8月の声を聞く頃になるとフヨウ(芙蓉)、
7月になるとムクゲ(槿)、
そして、6月にはタチアオイ(立葵)、
いずれもアオイ科の植物、それぞれ時を少しずらして、豪華な花で夏を彩ります。


7月25日、
道沿いの植え込みにフヨウの花が咲き始めていました。


フヨウはアオイ科フヨウ属の落葉低木、
8月の声を聞くころ、
庭や道の植え込みなどに、直径10-15cmほど、鮮やかなピンク色の花が咲き出します。
芙蓉はもともとは蓮の花の美称だそうで、
区別するため、木芙蓉(モクフヨウ)とも呼ばれます。


朝咲いて夕方にはしぼむ1日花、
ほぼ8月中、毎日次々と大輪花を咲かせます。


花弁は5枚、先端で円筒状に開きます。
雄しべは根元では筒状に癒合、
その中心部から雌しべが伸び、雄しべより上に突き出て、花柱が5裂します。


6月下旬から7月初旬、ムクゲ(槿)の花が咲き始めます。
ムクゲはアオイ科フヨウ属の落葉低木、
品種が多く、花色も多くあります。
この中心部が紅色の白花が基本種、底紅とも呼ばれ、一番よく目にします。


ピンク色八重花のムクゲ。
ムクゲも一日花、
フヨウ同様に一日で散ってしまい、もったいないと感じさせます。


タチアオイ(立葵)。
アオイ科ビロードアオイ属の多年草、
フヨウとムクゲは木本ですが、タチアオイは草本です。


タチアオイは6月、ちょうど梅雨入りの頃に、
垂直に花茎を伸ばし、花茎の下から上に咲き上がって行きます。
そして、梅雨が明ける頃、ムクゲにバトンを渡すように花期を終えます。


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