行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アオスジアゲハはヤブガラシがお好き

2021-08-13 20:00:13 | 花,植物
生垣のアベリアの花にモンキアゲハとアオスジアゲハを見つけました(7/15)。


モンキアゲハが公園の山道に植えられたアベリアの花に吸蜜していました。
後翅の大きな白紋が特徴の黒いアゲハチョウです。


西の方に旅行した時などにはよく見るのですが、
東京の多摩地区では最近増えてきたとはいえ、
花にとまるなど、撮影ができる機会は少ないモンキアゲハです。
いそいで撮りやすい場所に移動して、ピントを合わせて見ましたが、
すぐに、飛び去られてしまいました。


そのアベリアの生垣にアオスジアゲハがいました。
しかし、吸蜜しているのはアベリアではなく、
アベリアに絡まるヤブガラシの花です。


アオスジアゲハがもう1匹現れました。
ときどき絡み合いながら、
アベリアには見向きもせずヤブガラシの花に吸蜜、
アオスジアゲハはヤブガラシがお好きなようです。


ヤブガラシはブドウ科ヤブガラシ属のつる性多年草、
いろんな場所に生え、
藪を覆って枯らしてしまうほどの繁殖力の強さからその名があります。
6~8月、散房状の集散花序に橙色の花盤を持つ直径 5 mmほどの小さな花をつけます。


キキョウと同じく、ヤブガラシの花は雄性先熟。
開花して半日ほどで、雄しべと花弁が散り、雄性期を終えます。
雌性期は橙色の花盤の中央に直立して雌しべが残ります。
アオスジアゲハが吸蜜していたこのヤブガラシの花、
撮影が午後2時過ぎ、どれも雌性期の花です。


後日、雄性期のヤブガラシの花を撮影。
黄緑色の花弁が4枚、雄しべが4個あるのがわかります。
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