現在の中国は南泰平を打を如何に支配していくか、という事を最優先に考えている。多くの国が存在する南太平洋、その殆どがお金に困っている。そこに中国が出現し、金をばら撒いているわけだ。当然、目の前に金をちらつかせられた国々は目を輝かせて金を手にしてしまう。それは黄金の金ではなく奴隷の金なのだが、彼らには目の前しか見えないのだ。中国が「友好」と言う言葉を巧みに使って条約を締結する。
條っ薬の中身は当然中国に有利に出来上がっている。島を中心とする南太平洋諸国には産業らしい産業はなかなか育たない。設備投資をするにも金が不足する。そこに中国が投資をしてくればどうしても手を付けてしまうことになる。中国の投資は港湾設備を作ったり、道路建設をしたり、という事が多い。そして中国の狙いは、港湾施設の使用を中国海軍にできるように会うることだ。軍事基地を造ったわけではないが、中国としては海軍が寄港して、そこで整備や燃料補給できるようにすればいいわけだ。
中国の狙いは南太平洋への軍事進出である。南太平洋の広い地域を今まではアメリカが中心であったが、これからは中国も進出可能になる。太平洋を南から徐々に責めることによってアメリカの支配を減少させ、強いては西太平洋を中国が支配するように持っていく。中国の太平洋支配がどのように進められていくか見ものである。
中国に関して何時も問題になるのが、恐喝と強奪である。近代国家に成り切っていない中国が金を使って世界に進出するのはいいが、その後ろ盾になっている恐喝行為と強奪である。要するに後ろに暴力団(中国軍)がいて、その前に中国要人たちがいる、と言う姿だ。このような姿を見ていると、嘗てのアメリカの禁酒法時代を思い出す。我々はテレビや映画でしか解らないが、禁酒法時代のギャングたちは「法律」と言う名前を拡張解釈して犯罪を犯していた。今の中国は、もっとひどく、国際法と言う法律を全く無視して公開を支配しようとしている。金をばら撒くだけなら罪にならないが、それだけに止まらないから始末に負えない。
中国国家と言う暴力団は、どうしたら撃退できるのか、それは今後の課題になる。これが解決できない限り世界に平和な時代は来ないだろう。大きな戦争が起きないことを祈るだけだ。