一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

東南アジアで中国とアメリカが火花を散らす

2011-06-06 04:47:50 | 日記
中国の軍事力を誇示するかのように、東南アジアでは大変な事態になっている。アメリカは中国の出方を覗いながら、中国をけん制している。中近東ではアメリカが出てくると何かと騒動が大きくなり、挙句の果てに戦争にまで発展してしまう。
東南アジアでは、第2次世界大戦後、多くの国が独立を果たした。最も遅かったのがベトナムである。この国の戦争が終ってからは、ある程度の内戦はあったが、大きな戦いになっていない。国境を陸で接していない国にとって、海洋は自国の発展に不可欠なものだ。特に、ベトナム、マレーシア、シンガポール、カンボジア、タイ、インドネシア、フィリピンなどは、海洋なくして国の存在は考えられない。そこに中国が軍事力を持って力で押さえつけようと云うのだから、騒動にならないはずがない。夫々の国が持っている権益が中国によって侵略されるのではないかと恐れるのも当然のことである。
アメリカは、中国が余りにも身勝手な行動をすることから、少しずつ軍事面で協力をしようと云う姿勢を見せ始めている。ベトナム、カンボジアでは失敗してしまったアメリカは、他の国との関係を良好に保ちながらうまくやっていかなければならない。また、中国とも直接衝突することは避けようとしている。
中国をことさら刺激をすることなく、東南アジア各国と良好な関係を保つのは容易ではない。とはいえ、黙ってみていては中国のやり放題になりかねない。アメリカとしては、軍事援助と云う形だけでも何とかしないといけないことが承知している。
軍事力強化を続けている中国が、中華帝国と云う思想を掲げているかのように、力で押し通すことに専念している。中国が外に向ってやろうとしていることが、衝突を招いていることも事実である。このような事態に対して、日本はどのように対処していかなければならないか。今、日本は国内がごたごたしていて、東南アジアのことを心配するどころではない状況にある。
東南アジアに戦禍がなければいいのだが、この先どうなるのか全く解らない。
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