一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

九電さん、遣らせは駄目ね

2011-07-07 06:33:10 | 日記
東京電力の情報隠しに始まって、九州電力は遣らせ。電力会社の体質が見えてきた。過去、数十年間にわたって王国を築いてきた電力会社は、自民党と云う政権がこのように育ててしまったということだろう。
体質を改善するにはどうしたらいいか。まず、公務員体質を棄てさせることから始めなければならない。東京電力を見ていると、始めから終わりまで官僚そのものに見えた。この体質、誰がどのようにして出来上がったのか。恐らく東京電力だけではなくすべての電力会社に共通しているはず。数十年に渡って天下りを受け入れてきたことにも原因があるのではないか。
旧通産省管轄にあった電力会社は、国のエネルギー政策の中心にあった。電力供給と云う産業にとってはなくてはならないものを造っているのである。電力行政を握っている通産省の役人は、電力会社を自由に操ることが出来るようにするには、天下りを沢山受け入れさせる必要がある。天下りはそのための手段である。
九州電力にも高級官僚の天下りがいるはずだ。遣らせを是認する役員はどのような感覚でそれを行ったかである。一般企業と違って、九州ではトップの企業である。電力会社に逆らうことは事実上出来ない。九電の社長は、自分が命令したのではない、といっている。それは事実であろう。それでは誰が命令したのか。課長級の人間一人がそれを遣ったとは思えない。もっと上の人間が絡んでいるはずだ。
遣らせをすれば何時かはばれる。そんなことも解らないということは、世間知らずと云うことになる。ウソを一度つくと、そのウソを埋めるために又ウソをつく。ウソの積み重ねで最後は崩壊するのである。子供のウソと違って電力会社のつくウソは重大である。責任云々では済まされない。
電力会社の基本姿勢が、よく見えない。何故ウソをつくのか、何故情報を隠すのか、何故遣らせなどをさせるのか。電力会社はすべて大手企業である。悪いことをしても法律に触れなければ何をやってもいい、と云うくらいにしか思っていないのではないか。国民には適当なことを云っておけば、それで済む。公共企業としての基本的な姿勢がまるで持てない。恥ずかしい、と云う気持ちもない。
体質改善には時間を要する。時間を掛けて改善して欲しい。
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