一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

中国高速鉄道事故、総て金で解決!

2011-07-29 20:27:08 | 日記
温首相が出てきたところで、補償金の上積みが行われ、抗議行動は総て納まった。なるほど、最も手っ取り早い解決方法である。この国では命は値段で決まるということがよく解った。政治行動も総て補償金の上積みを待っていたわけだ。ということは、高速鉄道を動かしている総てのシステムの欠陥はすべて闇の中に消えることになった。
馬鹿みたいな話だが、この国にとってこれ以上騒がれては困るのである。外国へ高速鉄道一式を売り込もうとしているのだから、今多少お金を使っても元は取れるわけだ。システムだけではないだろう。設備、装置、車両、線路、信号、など総てのシステムが果たして正しく作動するのか、それは造って見ないと解らない。というか、欠陥システムを買った方は、事故が起きて初めて欠陥だということがわかる。多くの死傷者が出ないと最後まで分からないようになっている。
日本の新幹線は、開通以来40年間、一度も追突事故は起きていない。総てのシステム、装置、設備が完備しているからである。日本の新幹線は他国よりも建設費やシステムなどが高いといわれている。しかし、安全を最優先に考えているということを忘れないで欲しい。安全をお金で買うわけだから、安ければそれなりのシステムしかできないことになる。中国のシステムを見ると歴然としている。
日本の安全の考え方と中国の安全の考え方には相当の開きがある。安かろう悪かろう、と云うのが中国。日本はこのような考え方に基づいていない。安全を重視するからである。お金で解決できるなら、安全にお金を掛けることに誰も文句はいわない。
事故を未然に防ぐにはどうすればいいのか。安全装置を万全にするしか方法はない。事故調査もまともにやらない国と日本では基本的な考え方に違いがあるのである。中国の鉄道事故の原因は、恐らく闇の中に葬られるであろう。それは、1両目の列車を破壊してしまったことにある。後から掘り出しても既に原因を追究することは出来ない。総てを公表するといっていた温首相は、何を根拠に原因追求が出来るのか。理解し難い。金を積んで有耶無耶にする事がこの国の遣り方なのである。次の事故が何時起きるのか、それは時間の問題である。
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