一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

国会議員の議席を親族間でたらい回し、変らない自民党の体質

2011-08-01 06:06:57 | 日記
元財務大臣の故中川氏の公認候補に、その婦人が受け継ぐことになった。昔ながらのたらい回しが今後も続くのだろうか。是を若手が遣ったのが、小泉元総理である。息子がその後を引き継いでいる。この政党が、幾ら近代化を叫んでいても、中身が一向に変らない、いや昔のままの姿なのである。民主党が駄目だから、といって自民党においそれと票を入れる馬鹿者はいないはずなのだが、どうなるのだろうか。
日本の政治家は何時から親族間で受け継ぐようになったのか。思い起こせば、幕藩時代にあった家禄が同じことをやっていた。その家禄を受け継ぐのと同じ形態で、日本の民主主義と云う形を変えたものに入り込んだのである。徳川幕府と同じ自民党は、家禄と同じ地盤を親族に受け継がせることで、党の安定を図ってきた。これは決して民主主義ではない。封建主義の名残、そのものである。
日本に民主主義が根付かない原因の一つが地盤の受け継ぎであろう。形は民主主義の形態を取っているが、中身は、200年前と何等変らない。徳川幕府が自民党に乗り移っているだけである。近代日本を掲げてスタートした明治政府は、形だけアメリカ、ヨーロッパの制度を取り入れたが、中身までは変える事が出来なかった。
親族間のたらい回しが、民主主義の根幹を駄目にしている、と云うことが気がつかない自民党は、政権政党としては失格である。若し国民がこの政党を再び政権政党に据えることになれば、親族間のたらい回しは殆んどなくならないで、このまま進んでしまう。国民が民主主義を理解していないのは、今の中国と全く同じである。隣の国を情報隠蔽だとか、情報の自由がないとか言っているが、日本の封建制はどうなのか。どこの国も見掛けは民主主義になっているが、中身は様々である。日本もその中の一つである事に間違いはない。
自民党には若手がいるはずだが、何故か今回のような事態が起きても、殆んど意見が出てこない。要は容認しているということか。意見を言えるのが自民党だと思っていたが、若手にはそんな余裕がないのだろうか。あるいは、ボスたちに口止めされて何もいえない状態なのか。改革をしない限り、大きな前進は望めないことは解っている筈なのだが。
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