一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

遂に香港=中華人民共和国になってしまった

2020-07-02 08:54:31 | 日記
香港がイギリスを離れて23年経った。そして、遂に今までの開かれた香港は消えてしまった。中華人民共和国の香港になったら、中国本土の都市と全く同じになってしまう。一国二制度という呼び方は出来なくなってしまった。まあ、何れはこうなるのではないか、という危惧はしていたはずだが、それがわずか23年でこのようになるとは予想していなかったのではないだろうか。中国がイギリスと約束したことは一体何だったのだろうか。中国という国は約束ごとを守れない国だ、ということがよく判る事例である。

東アジアの中国と韓国は約束を守らない国では全く同じだ。人種は多少異なるが、考え方の基本が同じなのかもしれない。中国は中華思想という考え方を昔から持っているし、朝鮮民族も数百年間中華思想に染まってきたのだから、中国と韓国が同じ行動をとるのも納得がいく。国際社会において、中国が香港の取り扱いをどのようにしていくかをよく見極めなければならないだろう。香港は自由貿易港という立場をとってきたが、今後は果たしてどのような考え方になるだろうか。香港が政治的な圧力を中国からもろに受けることになるが、香港の行動も一層中国の動きに左右されることになるだろう。

香港の姿を見た台湾は中国政府が盛んに一国二制度をけしかけても良い返事は出来なくなったに違いない。若しも、台湾が中国の言う一国二制度を取り入れて中国との関係を密にしたら、台湾も香港と同じ運命になること間違いないだろう。中国共産党の考え方は、表面的に一国二制度をうたいながら、最終的には香港と同じように一体化することが目的なのだ。要は、共産党の配下に入る、というのが最終目的なのである。名目は何でもいい。一国二制度だろうが、一国三制度だろうが、そんなことはどうでも
いいのだ。

香港が中国と一体化をすれば、当然のことだが、自由度は全く失われることになる。中国本土と全く同じになるのだから当然のことだ。表面的には選挙を行っているが、まったく形だけのものである。そのうちに選挙制度もなくなってしまうかもしれない。今の全人代と同じようになるのもそう遠くはないだろう。議員はすべて共産党員が自動的に就任する、という形である。形だけの選挙なら、ない方がいいかもしれない。治安警察が香港市内の町中を歩き回り、取締が厳重になるだろう。この街も魅力が失われることになった。
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