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中国の痛いところは民族問題

2011-07-17 14:17:45 | 日記
アメリカ大統領とダライ・ラマの会談が行われた。中国にとってはチベットは民族紛争が耐えないところだし、ダライ・ラマはその又奥深いところの問題なのだ。中国に於ける民族紛争は、新疆ウイグル自治区も同じように悩みが多いところだ。中国には、少数民族は南部にも多く居住している。漢民族が90%を占めている中国にとって、少数民族問題は表に出したくないところなのだ。
アメリカと違うところは、元々中国の領土ではないところを中国領としたところに問題が起きている。民族だけでなく言語も全く異なっている。今では標準的な中国語(北京語)を民族紛争が起きている地区にも広めているが、これが中々難しい問題を秘めている。
民族紛争が起きる原因はアメリカと殆んど同じような形態をもっている。要は、民族間の差別である。当然漢民族が優遇され、少数民族は抑えられる。チベットや新疆ウイグル自治区などでは官僚のトップは総て漢民族が占めているといわれている。旅行などをする場合、必ずガイドをつけなければいけないことになっているが、漢民族と少数民族の所得は異なる。同じ仕事でも差別が行われているのである。
ガイドは国家資格なので、少数民族の人たちの多くが、この試験を狙っている。この資格を取ると、丘陵が2~3倍に跳ね上がるといっていた。民族間の諍いは眼に見えないところで結構多く発生している。同じガイドでも、漢民族のガイドと現地の少数民族のガイドは、表面的にはいいように見えるが余り仲がよくない。
若し、中国の民族問題が解決したら、この国はもっと開かれた国になるのではないだろうか。日本には馴染みがある満州族も同じである。その昔中国を支配したこともある満州族も、今では少数民族の一つとなっている。彼らも漢民族と同等に扱われているとは思えない。表面には出てこないが、民族間の葛藤はあるのではないだろうか。
もう一つ、朝鮮半島に近いところには朝鮮族が多く居住している。北朝鮮に近いところではテレビなどでも良く放映されている。また、中国最北東部のモンゴールに近いところでは蒙古族が居住している。
このように、中国といっても中心から離れた国境に近いところでは、朝鮮族、蒙古族、ウイグル族、チベット族など多くの少数民族が取り囲んでいるのである。多民族国家と云う言葉が当てはまるのではないかと思う。そういう意味では苦労が多いことも確かである。一つの国として統率しなければならない苦労は日本よりも厳しいかもしれない。
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