乞食にも精神的な強さがあるはずだ。どのような理由を幾ら並べ立てても日本が簡単に応じることはないのだ。日韓通貨スワップをそれほど望むのなら、在外公館前に設置した少女像を撤去すること。そして二つ目は反日を止めること。三つ目は竹島を日本に返還すること。この三つが実行できたら、日本は韓国が望む通貨スワップ協議を再開してもいいのではないか。政府は勘違いをして三番目の竹島の返還を求めていないようだが、それは大きな間違いである。
乞食国家は本当に通貨スワップ協定が欲しければ上記の三つの条件を呑むことが出来るはずだ。それが出来なくて、若しも国が債務超過で滅びることになれば、それこそ本末転倒ではないか。IMFから破綻の宣告を受けることがないとも限らない。国が破綻すれば一体どうなるのか、諸外国の事例が物語っている。国がドン底に追いやられるだけでなく、国民生活も破綻を来すことになるのだ。
今まで築いてきたものが一瞬のうちに崩れ去る。悪夢で済めばいいのだが、それだけでは済まないのが国の破綻だ。地獄が続けば経済の立て直しにどれだけの時間とお金が必要になるのか、想像するがいい。経済破綻、金融破綻は国民生活の破綻が同時に起きるのである。政治家には責任があっても実際にどのような責任が生じたのか解らないだろう。経済と金融は正常に動いている時には何も感じないが、破綻を来すと国内の経済が逆回りをしてしまう。
超デフレ経済になるか、超インフレ経済になるか、という事だ。その昔、ドイツで起きた超インフレを覚えているだろうか。今で云えば1ドルが1兆マルクになる、というくらいになるのである。韓国の経済が破綻したら、恐らく1ドルが1兆ウォンを超えるのではないだろうか。日韓通貨スワップは日本にとって何も利益をもたらさないものだ。韓国を助けるだけである。日本もしっかりとした条件を提示してあげればいいのではないか。
それが嫌なら結ばない、という事だ。国と国の協定はお互いに利益が生じるという事から始まる。片方しか利益が生じなければ、それは不公平になる。そこで日本が掲げる条件を示せばいいのだ。上記に書いた三つの条件は日本にとって極めて大きな利益となる。お金に変えられないものだ。韓国にとっては呑み込めない、というのなら、通貨スワップもなし、という事になる。お互いにプラスになればいい、というだけの話だ。