一言、云いたいね

社会の状況を見て一言云わせて貰う

結局、日本は子供を育てるのが難しい国

2017-09-02 05:26:12 | 日記

『「園児の声うるさい」武蔵野の保育園、開園延期』という記事を見て、少子化はこれからもなくならない、という事がよく解った。駅から近い所に保育園を造れなければ夫婦共稼ぎの世帯には子供を預けるのが難しい。待機児童を無くそうという政府の試みは今の日本ではできないのか。日本には一体何が欠けているのだろう。確かに住民の権利というのは大切かも知れない。今回の件を見て対策は立てられないのか。

小生は何かで見たことがあるのだが、次のようなことはどうだろうか。今回のような保育園、幼稚園学校などの教育施設を造る場合、周辺居住者の固定資産に対して一定のプラスマイナスをする。所謂飴と鞭のようなものかもしれない。教育施設から道路など加味して半径100メートル位の範囲にある居住者に対して固定資産税を減額する。そして、どうしてもこの地域に造れない場合には固定資産税を増額する。

区分けは難しいかもしれないが、一定の条件を付けて固定資産税の増減をするという方法だ。対象となった地域に学校施設を造ることがどうしても必要な場合には致し方ないのではないか。居住権は重要だが、教育的な観点から必要な施設がこの地区に必要だと認められた場合にはこのような処置をしないと、これからも教育施設は造れなくなってしまう。少子高齢化という時代をどうしたら生活しやすいようにできるか。

個人の権利が強すぎて義務を果たしていないようにも見える。権利と義務は等しくなければならない。今の世の中、権利だけが妙に強調されて、義務は何処かに忘れ去られている。権利の主張はいいが、その裏には必ず義務がある、という事だ。憲法でも様々な権利が規定されているが、国民は義務も果たさなければならない、という事だ。権利意識がものすごく高く義務を全く考えていない国民がいることも確かだ。

子供は国の宝だ、という言葉があるが、今の日本は子供を宝と思っていない人が多すぎないか。勿論、子供がいない夫婦もいる。それはそれでいい。結婚しない独身者が増えている。それはそれでいい。しかし、子供は将来の日本を背負ってもらう人だ。これからもっと少子高齢化が進み、人口は減少する、と言われている。国が子供をしっかりと見守ることは絶対に必要だが、国民も子供を守れる社会にしなければならない。これは国民の義務でもある。学校施設から出る音が騒音と決めつけている人たちには本当に日本を増やしていく気持ちがあるのだろうか。

コメント
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