自民党と公明党は菅政権後に大連立をすることを盛んに呼びかけている。民主党にとっては、大きな譲歩をしない限り、殆んどの政策は実現不可能な状態にある。何しろ参議院では過半数を割っているのだから仕方のないこと。自民党と公明党は色々なことを言ってはいるが、どうしても政権が欲しい。片隅でも良いから政権にありつきたい。しかし、民主党は若し大連立を組むとしたら、軒を貸して母屋を取られることを覚悟しなければならない。自民党の巧妙な戦略を見抜けないととんでもないことになるということだ。
国民は、2年前の総選挙で民主党に政権を任せた。しかし、多くの点で問題を残してしまった。その一つが外交である。特に中国と韓国に対するやり方は極めてまずい結果となった。また、原発事故に対する対応のまずさから、民主党が悪くなかったにも拘らず、いつの間にか民主党が悪者にされてしまった。これは党内の内紛が原因である。
この二つの汚点は民主党政権に最大の危機を与えた。自民党と公明党はこのことを充分に解った上で大連立を呼びかけている。すべて計算済みなのである。民主党の軒を少し借りるだけで、次の総選挙では大勝するという計算である。戦略も戦術も自民党は一枚上を行っている。65年間の政権政党だった経験がものを言うのである。
大連立をすることによって、国民はどのようになるのであろうか。特に生活はどうか。経済はどうか。外交はどうか。すべてのことに対して自民党の意見が取り入れられて、最後は母屋を乗っ取られるという計算である。今の民主党には、政策面でちぐはぐな面がある。やりたいことがあるがすべて予算が足りない。すべてをやろうとすれば当然のことである。取捨選択がどうもうまく働かない。それは、力のある政治家がトップにいないからである。力がなかったら、他の人の力を利用すればいいのだが、寄り合い所帯なのでそれがうまくいかない。初めての政権と云うこともあり、閣僚の一致団結ということにも繋がらない。
国民の夢と希望は儚くも費えたわけである。甘い夢を見たと思って諦めるしかないのだろうか。政治の世界は闇の中にあるように思える。見えそうで見えないということ。
国民は、2年前の総選挙で民主党に政権を任せた。しかし、多くの点で問題を残してしまった。その一つが外交である。特に中国と韓国に対するやり方は極めてまずい結果となった。また、原発事故に対する対応のまずさから、民主党が悪くなかったにも拘らず、いつの間にか民主党が悪者にされてしまった。これは党内の内紛が原因である。
この二つの汚点は民主党政権に最大の危機を与えた。自民党と公明党はこのことを充分に解った上で大連立を呼びかけている。すべて計算済みなのである。民主党の軒を少し借りるだけで、次の総選挙では大勝するという計算である。戦略も戦術も自民党は一枚上を行っている。65年間の政権政党だった経験がものを言うのである。
大連立をすることによって、国民はどのようになるのであろうか。特に生活はどうか。経済はどうか。外交はどうか。すべてのことに対して自民党の意見が取り入れられて、最後は母屋を乗っ取られるという計算である。今の民主党には、政策面でちぐはぐな面がある。やりたいことがあるがすべて予算が足りない。すべてをやろうとすれば当然のことである。取捨選択がどうもうまく働かない。それは、力のある政治家がトップにいないからである。力がなかったら、他の人の力を利用すればいいのだが、寄り合い所帯なのでそれがうまくいかない。初めての政権と云うこともあり、閣僚の一致団結ということにも繋がらない。
国民の夢と希望は儚くも費えたわけである。甘い夢を見たと思って諦めるしかないのだろうか。政治の世界は闇の中にあるように思える。見えそうで見えないということ。