ふるさと福井の名勝の養浩館庭園から郷土歴史館を訪問してきました。
養浩館庭園は、過って福井藩主の松平家の別邸跡で、広い水の造形と数寄屋造りの建築が融合した美しい光景が今も残されていて、以前には御泉水屋敷と呼んでいた庭園で、懐かしさを覚えながら巡っていました。
回遊式庭園の池の周りの遊歩道からは、秋色に染まり始めた優雅な光景が拡がっていました。
池には、錦鯉などが泳ぎまわり大名屋敷らしい優美な姿も見られます。
屋敷や小邸、築山が池に映りこみ、七重層塔が立つ光景を望みながら大名気分で巡っていました~
散歩道のもみじも美しく彩ったこの時期ならではの秋の美景が拡がっています。
回遊道には柚子の実が沢山落ちていて彩りを添えていました
お茶屋から築山を望む光景も要所となっています。
養浩館裏の福井城の外堀が残されていて城の北方を守った「舎人門」が復元され、石垣や土居、堀、水路が築かれており、以前には御泉水裏門とも言われていた御門で、「舎人門遺構」となっていました。
郷土歴史博物館では、「ふくいのあゆみ」や「古代のふくい」、「城下町」、「幕末維新の人物」のコーナーが設置されていて、城下町福井の歴史を学べる資料が展示されています。
江戸後期の福井城周辺のマップから現代の福井の街並との変化を感じていました。
呉服町通りから足羽川を渡る「九十九橋」は、以前は北側が木造、南側は石造りの橋だったことから「半石半木の奇橋」と呼ばれていて、その奇形な姿が残されています。
戦火に見舞われた様子や福井大震災の光景も見られました。
幕末維新の人物コーナーでは、幕末の藩士の橋本佐内の歩みが紹介されています。
江戸時代の人体模型のキュンストレーキと呼ぶ驚きの姿ですが、幕末に輸入された貴重な紙製の人体解剖模型で、歴史館のロゴマークとなっていました。
真田幸村のゆかりの地蔵菩薩像「真田地蔵」の貴重な姿も展示されています。
ふるさと福井の歴史を学びながら懐かしさを偲ぶ機会となっていました。