藤沢が東海道五十三次の6番目の宿場となって栄えた街ですが、現在も多くの宿場町として名所が残されており、久しぶりに宿場の名所を巡ってきました。
源義経公を祀る「白旗神社」では、先日 義経公の没後830年の節目と天皇陛下のご即位を祝って「源義経公・弁慶公銅像」が作られお披露目されました。
銅像には馬にまたがり甲冑を身に着け弓を手にした勇ましい義経公と後ろに仕える弁慶が見られ、藤沢の新しいシンボルとして人気を呼んでいました。
境内には、源義経公の鎮霊碑や弁慶の力石が置かれ、拝殿も笹竜胆の家紋が飾られています。
本殿と拝殿が連なる流権現造りの周りには貴重な彫刻も見られ、圧倒的な貫禄を感じます。
旧東海道の白旗交差点の近くには、兄頼朝に追われて自害し鎌倉腰越で首実検された義経公の首を洗い清められた「源義経首洗い井戸」と「首塚」が今も残されています。
「首洗井戸」の近くの永勝寺へ向かうと、江戸時代に宿場の旅籠屋で給仕として働いていた「飯盛女」の39基の墓石が設置されており、宿場の賑やかな様子が連想されます。
境内の太子堂です
常光寺の裏山には、弁慶の霊を祀る八王子社があったといわれ、現在も「弁慶塚」として石塔が残されています。
弁慶塚の周りには、いろいろ石碑やタブノキの古木が残されていますが、義経公や弁慶のつながりが感じられる遺跡でした。
常光寺の境内の墓地の周りにも、樹齢300年のカヤの樹が聳えていて、「かながわの名木100選」に選ばれています。
後半は、藤澤宿のランドマークである「遊行寺」周辺を巡っていました【続く】