MR.コールマンの挑戦日記

セカンドライフを迎えて趣味のランニングや街歩き、スケッチ水彩画、地域活動などの日常のあれこれを綴っています。

ブラ散歩~藤澤宿(2)

2019年11月10日 | まち歩き

藤澤宿巡りで常光寺から藤澤宿の本拠とも言われる「遊行寺」へ向かいました。

惣門(黒門)からいろは坂を経てシンボルの大イチョウへ向かうと、先日の台風19号の強風で幹が大きく割けてしまい悲惨な姿となってしまいました。黒門も大イチョウも藤澤宿の歴史が刻まれた記念物で残念な姿でした。

銅製灯篭には、宝珠や菊の御紋が飾られた江戸時代に造られた貴重な重要文化財となっています。

本堂は、木造では東海道一番の豪華なもので、この日は静かな雰囲気でしたが、夏には遊行の盆として大変賑わうスポットです。

地蔵堂前には、俣野大権現社が立ち 遊行寺開基の俣野五郎景平が祀られています。

本堂の裏には、遊行寺の塔頭である小栗半官の伝説が残る「長生院(小栗堂)」があり、裏庭には、照手姫の墓や小栗半官と十勇士の墓が見られます

照手姫の厄除け地蔵尊

宇賀神社には、徳川氏の祖先と言われる徳川有親の守り本尊として、宇賀弁財天が祀られており金運スポットとなっています。

小さな社ですが、拝殿には素晴らしい彫刻が飾られています。

さらに遊行寺境内で最古の建造物の「中雀門」にも、菊の御紋や徳川家の葵の御紋が飾られており、皇室や徳川家との深い繋がりが読み取れます。

中雀門の前には、建造物に負けない巨大なソテツの樹が、大きな実をつけて雌花を咲かせています。

遊行寺は、当時の大山詣や江の島詣などの中心地で、東海道と共に大山道・江の島道・八王子道・鎌倉道・厚木道と多くの道が集まる場所でした。

四ツ谷の大山道分岐点(四ツ谷立場)では、現在も当時の鳥居や不動尊像が残されて当時の賑やかな大山詣の様子が伺えました。

今も当時の様子が偲ばれる藤澤宿の中心地を巡って歴史の一端を学んでいました。

コメント (2)
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