今年も遅ればせながら靖国神社参拝に出かけてきた。
朝早かったせいもあり、参拝客はまばらで 境内は静かであった。
毎年、参拝しているが、国ために犠牲となられた人々を静かに追悼したい気持ちで参拝している。
社務所で戦地に散った若い英霊の方々の遺書を拝見したが、いつものことながらその時の気持ちを思い 涙が出てくる。
残る父や母へ、そして兄弟へ 宛てた手紙には、「これが最後の手紙なるかも知れません・・・」、「父母によく仕えて立派な人間になってくれ・・・・」など、24、5歳の青年の言葉である。
戦後60年以上を経過しているが、英霊と直接縁のある遺族や戦友が 高齢化で減少しているそうだ。
戦後世代の英霊に対する崇敬意識が希薄になってきており、今の世情ではさらにこの傾向が強くなるのではと危惧している。
国を思い、祖国を愛して戦地に散った英霊の気持ちを 次世代へ伝えていくことが、我々戦中派の責務だと思う。
この気持ちは、軍国主義だの右派だのと イデオロギー論議に繋げるのが多いが、そういうものではなく 純粋に国を愛する気持ちである。
政治家も、もっと半日国に理解をさせる努力をして欲しいと願うばかりである。