カクレマショウ

やっぴBLOG

「24 TWENTY FOUR」セカンドシーズン&サードシーズン

2006-02-24 | ■映画
“クリフハンガー”的な終わり方に引っ張られて、続けざまに見てしまった「24」のセカンドシーズンとサードシーズン。相変わらず、「たった24時間」の出来事だとは思えないめまぐるしい展開。せっかく「重要人物」らしく登場してきても、数時間後にはすっかり「過去の人」ですから。例えば、サードシーズンで言えば、カイルとか「赤ちゃん」とかね。あ、「赤ちゃん」は次のシーズンにつながるのか。設定もそうです。例えば、「ジャックの禁断症状」とか「トニーの首の怪我」とか。「主旋律」の躍動感に圧倒されて、そんな枝葉末節?はどこかに飛んでってしまうのです。

さて、テロリストの「武器」は、セカンドシーズンでは核爆弾、サードシーズンでは細菌兵器。その標的も、ファーストシーズンの大統領候補という「個人」から不特定多数の市民へと、テロリストの卑劣さはさらに増しています。

今や核兵器も細菌兵器も、カネさえあればテロリストたちが簡単に手に入れることができるんですね。そして、私たちには到底理解できない彼らの「目的」と、その「目的」のためには手段を選ばないという強い意志があれば、そんな悪魔の兵器を使用して無差別大量殺戮も実際に起こりうることなのかもしれません。

これは昔からテロリストたちの常套手段ですが、大量殺戮や無差別攻撃を匂わせて自分たちの要求を政府に呑ませようとするというやり方がとにかく卑劣。サードシーズンの犯人がまさにそうでした。薄ら笑いを浮かべて大統領に取引を迫るシーンには虫酸が走る思いがしました。ファーストシーズンでは「テロリストと取引はしない」と敢然と言い放ったパーマー大統領でしたが、ここではギリギリの選択を迫られるのもやむを得ないのか。

そんな卑劣なテロリストに対して、あの手この手で目的達成を阻止しようとするのがCTU。彼らの武器はハイテクを駆使した情報収集力と、時には軍まで出してこれる動員力。けど、最終的にはジャックのような並はずれた行動力は別としても、一人一人の現状分析能力と結果予測能力がモノを言うんだなと思います。やっぱりテロリストに勝ち目はない、と思うのです。

それにしても、このシリーズはつくづく「ケイタイ」なくしては成立しない物語だなと思いますね。いつでもどこでも連絡が取れるケイタイあってこそ、ジェットコースター的展開も可能になる(もちろんケイタイの弱点である「電池切れ」と「圏外」は何度かこのシリーズでも出てきましたが)。そういう意味では、「24」、時代が生んだ物語とも言えます。

それから少しこわいと思ったのは、「衛星画像」によるチェック。赤外線?による透視で、建物の中の様子、敵が何人、どこにいるかさえわかってしまうのですよ。「グーグル・マップス」も昨年から衛星画像を見られるようになっています。地球規模の画像から、クリッククリックで100mくらいの幅の衛星画像が世界中どこでも見られてしまうのは、面白いんだけど、考えようによっては恐ろしいことです。

というわけで、4th シーズンは、すぐ見てしまうのも惜しい気がするので、もう少したってから見るつもりです。


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2 コメント

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ありますねー。 (やっぴ)
2006-02-27 00:21:05
ここでケイタイ持ってたらなーとつい思ってしまう昔の映画って確かにありますね! 昔の映画、じゃないか。つい10年くらい前の映画でもそうですね。



ケイタイとインターネットは、映画の作りそのものを大きく変えているのかもしれませんね。
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電話 (れごまま)
2006-02-25 21:56:37
『24』鑑賞(完賞?)お疲れ様でした。

私は2ndシーズン途中で挫折してしました。



電話については、逆に、これは固定電話の時代にしか成立しない話しだなぁ、と思う映画とかがないですか?

いずれにしても、そういう通信機器の弱点を突いた犯罪って見ているほうにしては面白いですよね^^
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