カクレマショウ

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かっこよかった「チーム青森」

2006-02-21 | └オリンピックの話
3年前の冬、青森市にカーリング場ができた時、カーリングを少しだけ体験したことがありました。その時教えてくれたのが、今回のトリノオリンピックに出場している林弓枝さんと小野寺歩さんでした。二人は、カーリングのさかんな北海道常呂町の出身で、カーリングを続けるために青森市にやってきたばかりでした。その後、二人を追うように強力なカーラーが北海道から青森に集まり、トリノには「チーム青森」として出場することになりました。

「氷上のチェス」と言われるカーリング。丸い石が回転しながら氷上を滑る様子が、髪の毛が「カール」するように見えるのでそんな名前が付けられたと言われています。あの丸い石をまっすぐ滑らせるのは思いのほか難しい。どうしてもくるくると必要以上に回転してしまうのです。あの独特の投擲ポーズは、石を安定させて正確にねらいをつけるためだということを、やってみて初めて知りました。

15世紀のものと思われる「世界最古のカーリングストーン」がスコットランドで発見されていることから、この地がカーリングの発祥地と言われています。氷の上でよく滑る石を滑らせたり、石と石をぶつけ合うというのは、考えてみれば単純な遊びです。ただ滑らせてたのではつまらない、というわけで、いろんなルールができて、カーリングは(おそらく)「もっとも頭を使う」氷上スポーツとして普及していったのではないかと勝手に想像しています。

先日の予選リーグ、対イギリス戦は本当に面白かった。日本先行で迎えた第8エンドの勝負どころ、イギリスチームはタイムアウトまでとって、じっくりじっくり策を練っていました。しかし、無情にも石は数センチ的を外れ、日本の勝利がほぼ確定しました。解説を聞いていると、一見単純にも見える攻防の中で、本当にいろんな駆け引きや作戦があるんだなと思いました。

惜しくも延長戦で敗れたスウェーデン戦も含め、強い国に対してはほぼ対等に戦った「チーム青森」。残念ながら準決勝進出はなりませんでしたが、今日のテレビで見た涙はとてもさわやかでした。

青森市では、2007年世界女子カーリング選手権大会が開催されることになっています。ホームグラウンドで行われる大会で、「チーム青森」の緊迫感あふれる作戦と正確なショット、そして勝利の笑顔をまた見たいものですね。

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1 コメント

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Unknown (センザキ)
2011-02-27 21:36:47
筋肉とはかなり遠いところでの競技、とても興味深く観戦したのを、昨日の事のように憶えています。もちろん、2010年だってみていましたよ~。でも、私は小野寺歩さんのファンだったのでしょう。とは言え、2014年だって競技はあるからさあ、負けないで欲しいなあ。
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