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「美輪マリー」から「川村マリー」へ─「毛皮のマリー」を見て

2008-05-15 | ■美術/博物
寺山修司の代表的戯曲の一つ「毛皮のマリー」は、1967年、「天井桟敷」の第3回公演として上演された作品です。主演は美輪明宏。美術に横尾忠則、衣裳はコシノジュンコという、当時を彩るそうそうたるスタッフが名を連ねています。 もともと寺山はこの作品を、美輪明宏を念頭に置いて書いたというだけに、確かに、美輪だけにしか演じられないだろうなと思う部分があります。あるいは、彼にしか言えないだろうと思われるセリ . . . 本文を読む