イエスとマグダラのマリアの子孫は、フランスのメロヴィング朝の王たちに連なっている──「ダ・ヴィンチ・コード」の中でももっとも驚かされたのはこのことでした。
しかしながら、「メロヴィング朝」と言われてもあまりピンとこない方も多いのではないでしょうか。フランスの王朝? ブルボン朝なら知ってるけど…。ということで、メロヴィング朝について少しおさらいをしておきたいと思います。
古代ローマ帝国の滅亡の大 . . . 本文を読む
イエスの生涯を描いた映画「キング・オブ・キングス」には、イエスが一人の女性を助ける場面が出てきます。人々がある女性を連れて来て、イエスに言います。「この女は姦通をしているときに捕まりました。こういう女は石で打ち殺せと、モーセは律法の中で命じています。」 するとイエスはそれに答えて、「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まずこの女に石を投げなさい。」
このシーンは、もちろん、新約聖書の福音書 . . . 本文を読む
ラングドンの盟友サー・ティービングが、こんなことを語っています。
「コンスタンティヌスは資金を提供して新たな聖書を編纂するよう命じ、イエスの人間らしい側面を描いた福音書を削除させ、神として記した福音書を潤色させた。以前の福音書は禁書とされ、集めて焼却された」
コンスタンティヌス大帝(274?-337、在位306-337)と言えば、
・分裂していたローマ帝国を再統一した皇帝
・新都コンスタンティ . . . 本文を読む
十字軍(12~13世紀)は、名目上、聖地エルサレムをイスラム教徒から奪還しようとする一大ムーブメントでした。たいていの十字軍兵士は聖地より戦利品が目的だったりしますから、戦いが終わればおみやげ抱えてさっさと故郷に帰っていきました。ところが、奪い返した聖地を守ろうとした敬虔なキリスト教徒たちがいました。彼らは、修道士の誓願を立てると同時に、「騎士」としての資格も合わせ持ち、聖地の防衛と巡礼者の保護に . . . 本文を読む
1.6180339887… 黄金比─神聖なる比率。ギリシア文字のΦ(ファイ)。
ダン・ブラウンの「ダ・ヴィンチ・コード」をようやく読めました。現代のルーブル美術館で館長が殺される。彼は謎めいたダイイングメッセージを残していた。ひょんなことから事件に関わることになった米国の宗教象徴学者と館長の孫にあたるフランス人女性が、彼のメッセージを読み解くうちにキリスト教をめぐる歴史的な陰謀に巻き込まれてい . . . 本文を読む