EMIとTABOの将棋世界

映画と海外ドラマの3行日誌。ネタバレしてません(たぶん)。ときどき辛口で失礼します。

人の力

2007-06-25 10:04:09 | 日常
きのうは小学校が4校だったので11時には終了。しかし中学が6校で、しかも大将戦はどれもA級対決だったので、長くかかって2時くらいに終了した。早く終わった小学生たちも強いお兄ちゃんをつかまえて、教えてもらっていた。付き添いの保護者たちも優勝目当てに来たのではなくて、将棋が好きで好きでたまらない子どもの姿を見守る、という感じの方が多くて、大会ではあったがほのぼのとしたいい雰囲気だった。中学は個人戦ではもう見かけなくなった子たちも復活。3人揃えるために新人も多く参加していて、とても楽しい大会になった。まず「3人で出る」がひと苦労。誰も動いてくれない分、子どもたち自身ががんばって集めたところも多かったようだ。それはそれで高く評価したい。自分たちの大会なのだから、出たければ自分で動けばいいのだ。声をかけあってでられた学校はそれだけで入賞分くらいの価値がある。実は私はEMIが大会に出たくてクラス全員に超えをかけていたのを知っていたけれど、「どうせいるわけないよ、あきらめなさい」と否定的だった。今までだって将棋したい子なんて見つからなかったのに、ましてや大会なんて出られるわけがないじゃない、と思っていた。ところがちゃんと2人つかまえてきた。しかもこの2人、大会での態度も実に立派で、まるで今までずっと習ってきた子のように、真剣に手を考え、駒は常に前へ前へと勝つためにちゃんと進んでいく。対局の合間には、前の対局で悪かったところを検討し、2人でさらに指していた。ポケット将棋も持参していて、帰りの公園でまた指し、さらに道場に戻ってまた指していた。こんなチャレンジ精神と熱意がある女子が発掘されようとは。いや、いったいどこでなにがきっかけになるかわからないものである。宝はすぐそばに埋まっているのかもしれない。3人の熱意に動かされて、きょう担任の先生に報告と同好会のお願いを書いた。柔道弓道と同じように、囲碁将棋をお願いしたいのですが、どうすればいいですか?と。3人のおかげで人には人を動かす力があるんだ、と少し信じられるようになったかも…。
コメント
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