EMIとTABOの将棋世界

映画と海外ドラマの3行日誌。ネタバレしてません(たぶん)。ときどき辛口で失礼します。

出て欲しいアマ竜王戦

2007-06-01 14:54:30 | 日常
きのう育児ミニコミ誌のことを書いたら、何の偶然か電話がかかってきて、教室の入会申し込みがあった。ミニコミ時代の読者だと言う。当時乳幼児だったお子さんが中学生になり、歯医者さんで案内を見て、申し込んでくれたのだった。ミニコミ時代中にTABOが生まれて、TABOをひざに抱きながらワープロを打ち、手刷りの印刷だけ子どもがやや手を離れたおかあさんたちにしてもらっていた。そういえばこの時期にケーブルテレビの番組もあったんだった。なつかしい。TABOの初出演は生後8ヶ月で、山之口の人形の館からだった。ほとんどEMIが番組を支えていたようなもので、視聴者のみなさんは私が何をしゃべったかではなくて、EMIが何をしゃべったか、の方をよく覚えてくれていた。あの頃「家事をしながら文章を考え、ワープロに向かうときには全て頭の中でできあがっているので、ものすごい早さで書く」という技術が今のブログにそのままいきている。人生何も無駄なことはない。…それできのうの続き、アマ竜王戦に出る出ないの件。TABOにあえて聞いてみた。

私「もしあなたがアマ竜王戦に出られることになったらどうする?」
TABO「どうするって?どういう意味?」
私「だから、出る?でない?」
TABO「えっ、どういう意味?意味わからん もちろん出るやろ」
私「どうして?」
TABO「は?どうしてって?? 対局できるから、でしょ。対局したいよ」

そうだよ…対局できるから。TABOはまだ小さくて、そういう意味では大人より単純かもしれない。とまどいも少ないだろう。しかし将棋の大会というものは、結局ここに尽きるのではないだろうか。「大会に出れば対局ができる」 そこには今まで会ったことのない全国の人たちがいて、まだ力は不足していたとしても同じ土俵で対局ができるのだ。他に何を考えることがあるだろう。行けば将棋が指せるではないか。AクラスにあんなにあこがれていたTABO。親にできることはだんだん少なくなってきているけれど、まだ残されている。それは、多くの人たちと対局できる場所に連れていってやることのような気がする。TABOがとにかく強い大人の人、絶対負けちゃうけどすごく強い大人の人と指したいと言うのだから、どうにかしてせめて月に1回くらいはそんな対局をさせてあげたい。悔しくてわんわん泣いちゃうような対局を。どうしたらいいかな…。とにかく人生に何も無駄なものはない。
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