EMIとTABOの将棋世界

映画と海外ドラマの3行日誌。ネタバレしてません(たぶん)。ときどき辛口で失礼します。

覚悟

2006-12-11 09:30:46 | 三股子ども教室(2014年まで)
将棋世界の認定問題で初段をもらい、先生から出された「有段者との対局10勝以上成績タイ」もクリアした。そしてきのう最後に出された宿題が「この一週間どんな有段者になりたいかしっかり考えること」だった。きのうは天気もよかったので、道場で指す合間に30分ほどEMIと近くを散歩した。「どうして新しく宿題が出たんだろう。ちゃんと勝ったし勉強もしているのに、先生から『足りないところはどこか考えなさい』と言われた、私に何が足りないんだろう」とEMI。私は大相撲の横綱審議会を思い出した。「強くても品格がない」と言われた力士が過去に何人かいたはずだ。有段者は小6でも大人扱いなのだと思う。教える立場に立つのに、小さい子が自分の思う通りにならないからといって声を荒げたり、感想戦で言い負かされて悔し紛れに「うるさい」と叫んだり…それは品格ある有段者のすることだろうか? 夜お風呂にはいっているとき「どんな有段者になりたいの?」と聞いたら、「清水さんみたいな」と答えたので、「それは美容院に行って『〇〇さんみたいにして』というのと同じだよ。あこがれているのと自分がどうなりたいか、というのとは違うんじゃない?」と言うと、涙目になってしばらく考えていた。厳しいようだが、初段になるということはそれ相当の覚悟をもってもらいたい。TABOだって、まだ8級くらいの頃から自分は有段者としてやっていけるのか、どんな有段者になりたいのか、すごく真剣に考えていたのである。特にあの頃は教室で「有段者とは」という話しがしょっちゅうあり、「自分が有段者としてふさわしい将棋がさせるのか」と小さな頭とからだで常に自問自答していた。きちんと向き合って考えて、TABOは覚悟して初段になったのである。EMIもしっかり考えているようだ。なんとなく勘なのだけれど、この1週間でEMIが何かをつかむような気がする。
コメント (3)
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