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エコプロダクツ2009に行ってきた

またまた会社をサボって恒例行事、エコプロダクツ2009に行って来た。

この展覧会はメーカー向けとは言い難く、なので流して見た。以下感想。

1)メーカー向けの展示は少ない。
まぁ例年のことなのであるが今年は特に顕著だと思った。この不景気に余力が無くなり、そしてそれは良い面もあり、消費者にアピールすることに徹しられたような気がする。例えば素材メーカーも「消費財メーカーに素材を売っているのは私達ですよ」みたいな表現が多かった。一番それを感じたのが東洋製罐で、「中身を作っているメーカーの容器は専業メーカーから買っているのですよ」というアピールである。従来東洋製罐は商品の紹介に徹していた、我々メーカーへの商談の場だった。ところが一般の方たちに容器メーカーと言う仕事をアピールしていたのはすごい。なんせ、誰もが知っている商品の容器を東洋製罐が作っていると言う事実に驚いていたようだ。
そのエポックメイキングなブースと対象に寂しかったのが紙器・印刷メーカー。凸版印刷はしょぼいブースだった。(去年がどうか知らないけど大日本印刷は出展無し)

なのでBtoBメーカーの頑張りと言うのは賞賛に値する。先の東洋製罐の成長もそうであるが、段ボールメーカーのレンゴーがすごい。消費財ブランドを持っている王子製紙や日本製紙とは気合が違うと感じた。頑張れレンゴー。

2)芸能人も居た、コンパニオンも居た
いやぁ、本当はこれが最大の目的ですよ、ちなみに12/11午後に行ったのですが収穫は吉本多香美さんと、あと宝塚系よく知らん。吉本多香美さんはきれいなんだろうけど痩せて皮がたるんでる印象(失礼)で興味が湧かなかった、宝塚もきれいなんだろうけど、、、で終わり。

コンパニオンは東京モーターショーと比べるのは失礼だと思うけど、、、な感じ。しかしクルマ系は期待を裏切らない。特にナレーターの方たちのレベルが高い気がした。
そういえばあのナレーターって大変な仕事ですよね、全く知らない業界の専門用語を噛まずにアンチョコ見ずに説明するわけですから。そしてキレイな方が多いし。ちなみに経産省のナレーターがきれいでした(まぁ他も皆さんきれいなのですが)。

3)政府系はどうよ
去年は経産省と環境省の仲の悪さを見せ付けてくれたわけですが、今年は穏便でした。政府系は政府が「こうしたい」ということの政策の行方や本気度が見える場であり、ある意味一番大事なブースです。

環境省は「生物多様性」でした。2010年は生物多様性年であるらしく。
生物多様性アンケートに「食育が重要か?」と記されていました。だから環境庁はあてにならん。理念先行で、ロジックが全く感じられない。生物多様性と食育と、いや「フードマイレージと地産地消」がどう関係あるのか全く理解できない。多分環境庁は別の理念のためにはドサクサに紛れこせようとするのであろう。

経産省は、あれっ忘れた。美人ナレーターに見とれていてそれ以外の印象が無い。政府系のブースのスタッフ・ナレーターは今後ブサイクでお願いします。政府系は分かり難くともスルーできませんので。

4)業界の論理というか縦割りというか、、、、統合する気はないのかしら
牛乳パックをリサイクルする団体の隣に酒類の紙パックをリサイクルする団体があった。歴史的に言えばアルミコートを施した酒類・飲料の製品は牛乳団体のリサイクルに乗らなかった資源なのであろう。

牛乳業界は食品衛生法で求められたバージンパルプで構成されているのでリサイクルの意識は高い、なので組織されているわけだが、酒類が追いついてきた。しかし牛乳業界は容器の内層であるPEを除去する設備があればいいのに対し、酒類業界の再資源化にはアルミを除くシステムが必要である。しかも技術的には完成されているらしい。

先行した牛乳業界のリサイクルシステムには想定外のアルミパック(酒類・その他飲料)は技術的に無理だったのであろう。酒類業界は飲料業界を味方につけ独自のリサイクル網を築くつもりらしい。回収システムを重視し、リサイクルシステムを軽視するか、またその逆か。その両者の法人のパッケージ屋と製紙屋に期待するしかないか。

問題は既存のシステムはアルミ品をリサイクルできない、最新鋭の施設ではリサイクルできる。そしてそれぞれの取り纏めが居るということ。団体が分かれるのは仕方が無いとして、回収ルートをお互いに構築していると言うような回答は貰えなかった。お互いが独自でやっており、回収現場の例えばスーパーや自治体は困っているのであろうなぁと同情する。

それこそ政府の出番だと思うのだけれどどうであろうか。

 

今回はメーカー向けブース以外はすっ飛ばしました。あと気になったのは消費財メーカーの出展は食品系に偏っており、トイレタリー系は花王・ライオンのみで、化粧品系は資生堂・ファンケルが極小さいブースでの出展のみでした。流通系はイオン・セブンアイ・佐川、耐久消費財系(家電・クルマ)やエネルギー系(電力・石油)、住宅系(マンションデベロッパー、内装)は多かったでし派手でした。

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