私は通常朝ドラは見ない。見たいけど、見てる時間がない。
朝早めに会社にいくと、休憩室でみんなが朝ドラを見ている。でもその時間は私にとっては貴重な勉強時間であり読書時間だからテレビに背を向けている。何年か前に某有名音楽家をモデルにした番組をやっていたが、初っ端から歌が下手で、聴いてられず、それをバックに勉強するのは拷問のようであった。
ところが今やってるブギウギは、なんとなく気になって時々見ている。結構音楽的に質が高い。
主人公、笠置シヅ子に本当に似たように作ってるし、歌もいいし、バックのトランペットも上手。そして主人公はどんなに嫌〜なことを言われても、前向きな良い返しをするのでスカッとする。
そして草彅くんの雰囲気が、私が社会人になって初めてお世話になった合唱団の指揮者の先生にちょっと似てるところがあって懐かしい。
草彅君・・羽鳥先生が新曲ができた!と手渡す楽譜・・8分音符の連続・・そうかブギもジャズのスイングと同じで、記譜上は付点を打たないのね・・・などと感じ入り。
先週の歴史探偵もブギウギコラボスペシャルだったので勉強になった。関東大震災があったから大阪に逆に人が集まって、道頓堀はジャズの盛な町になった。ジャズのスイングは4ビート。そこから生まれたブギのスイングは8ビートでさらに乗りよくなってるんだとか。そんなことも私は知らなかったのだが。
ノリ良い8ビートのブギは戦後の人々の心を明るくし、復興に大いに役立ったであろう。
私の小さい頃も、わずかながらブギって残ってたなぁ。
ダウンタウンブギウギバンドの「スモーキン‘ブギ」
とか
ピンポンパン体操の「チュンパラ・ブギ」
だ。スモーキン‘ブギは音楽はいいんだけど、歌詞が子供が歌うのはどうかと思う内容なので、チュンパラブギなら似たような曲調で安心して歌える感じだなぁ。
正直その2曲と東京ブギウギしかブギは知らなかったのだが、ご当地ブギなる曲も色々あったらしい。
この朝ドラのヒットをきっかけに、またいろんなブギができればいいのにね。
最近NHKプラスを契約したので、以前より朝ドラを見やすくなった。草彅君、背広姿でわざと下手に足あげをして、見事にずっこけて見せる。なんのダメージもなく立ち上がるってことはうまくないとできないことだよね。さすが・・・