ヘーゲルさん・・難しい言葉使ってるけど、とってもイイこと言ってるね。でもそれは、色々痛い思いをしてきた大人なら誰しも一度は考えること。
意見や価値観の異なる他者と議論をする時、お互いを論破しようとするのではなく、お互いの意見を尊重し、取り入れてより良いものを作り出すことができたらそれがベストだと。
アウフヘーベンだの止揚だの・・そういう難しい言葉を使わなくても、それが一番いいことはわかっているはずなのに、現実はなかなかうまくいかない。話が噛み合わず平行線だったり、論破されて議論を避けるようになったり。
だが、高名なるヘーゲルさんがちゃんと思想体系にまとめてくれたこと、相手を論破しても何も生まれないことを主張してくれたことは、高明なる哲学者の力添えをえている感じで、とても勇気づけられる。
SNSの広がる中、ますますちゃんとした議論は難しく、ついつい論破している人はカッコよく見えるため、自分もそれを目指すようになる。でもそんなものからは何も生まれない・・とよく言って下さったなぁ。