前日とは打って変わった好天に恵まれ、青空の下、照りつける太陽を感じながらこれから3日間缶詰になる高知市文化プラザかるぽーとへ。
見れば見るほど立派な建物であるが、中も素晴らしい。
こちらが明後日に本番をやる大ホール。
わあ〜客席が何層にもなって…。
今回のアマチュアオーケストラフェスティバル参加者は、海外からの参加者を含め、330人だという。
それがAオケ(R.シュトラウスの交響詩2曲)とBオケ(マーラーの巨人)の2つに分かれるが、私は迷わずにAオケにエントリーしていた。
ティル・オイレンシュピーゲルが好きだからというのもあるが、何よりも、ご指導くださるマエストロが川瀬賢太郎さんだからである。
以前、題名のない音楽会をよく見ていた時、川瀬さんの指揮を拝見して、直感的に「この人の指揮で演奏したい」と思ったのであるが、まさかそれが2年足らずで実現するなんて、本当にびっくりだ。
テレビで拝見した時に私がどう思ったか、ちゃんとブログに書き残していたので、面白いからリンクを貼っておこう。
https://blog.goo.ne.jp/y-saburin99/e/44f1a2c9e63d5bbf7bf9c078d1b6a7fc
実際には、事前に練習しながら、思いのほか難しいことを思い知り、戦々恐々としながら、初回練習を迎えた。
最初は小ホールで合わせ。
川瀬先生は想像通りの方だった。
ドンファンの出だし…勢いが足りなかったので、「みなさんのは、紀州のドン・ファンですね」と先制されたが、その一言で猛烈にいい感じの演奏になった。
また、ある奏者に注意をするとき、「どこから来られましたか」と聞き、地名にちなんだオチを入れてくださるのである。三重県伊勢市だったりすると、「そんなスーツを着込んですまして歩くんじゃなくて、伊勢海老を盗みに行くような感じで…」とアドバイスなさる。
そんなわけで、休憩時間に伊勢海老煎餅の写真を撮る人続出!あの〜写っている足は、みんな写真撮ってる人の足ね。
初回練習の感じだと、個人的にはドンファンに苦労していたのに、比較的まとまっていて、ティルの方が苦労しそうだ。
隣の席の方から、お近づきの印にと、七味とガラムマサラのセットをいただき、いつもお世話になっている山形のお姉さんからはお蕎麦をいただきました。私もなんか持って来ればよかったな。気の利かない私。
さて、練習が終わったら、ホテルに荷物を置いてから、パート別懇親会。何気なく座った席が、川瀬先生の隣だった。
げ。
案の定、無口で会話下手な私はほとんど何もしゃべれなかったよ。
いま2年前に書いたブログを読み返して、「音楽だけじゃなくて、この人とおしゃべりしたらどんなに楽しいだろう」なんて書いているのを見つけ、つくづく自分は馬鹿だと思った。もう、演奏で頑張るしかないね。
もともと飲み会系は苦手なのだが、特に今年は膝を壊していて、座敷に座るのが辛かったし、一度座ったら動くことも難儀なので、いつも以上に苦痛な時間になってしまった。
でも山形のお姉さまが「よさこい」の楽譜を持って来られて、みんなで歌えたのは楽しかったな。高知の地元オケの皆さんのフォローが素晴らしく、高知での酒の飲み方とかも教えてくださって、面白かった。