さぶりんブログ

音楽が大好きなさぶりんが、自作イラストや怪しい楽器、本や映画の感想、花と電車の追っかけ記録などをランダムに載せています。

夏の祭典~2日目

2018-08-05 23:28:59 | ただの日記
ああ、灼熱地獄。午前中、太極拳教室で、熱中症起因と思われる頭痛に悩まされたが、塩分&水分補給でなんとか持ちこたえ、シャワーで汗を洗い流して、また音楽の祭典へ。

実は、2日目の最後の方で、バッハのマニフィカトinD(BWV243)のソプラノIIソロ、三重唱&合唱パートを歌うことになっていたのだが、5月下旬からの怒涛の本番スケジュール・・特に7月は8回も本番があったり・・で、なかなか音取りが出来ず、先週のアドリアーナ・ルクヴルール本番が終わってから、会社の行き帰りに楽譜に首っ引きで音源を聴きながら必死で音取り。ほぼ取れたかなと思って金曜日の夜に歌ってみたら、ところどころ歌えておらず愕然とし、昨夜もラストスパートでもう一度頑張って、この日を迎えた。



あ~直前のがんばりが効いて、何とか責任を果たせた~。特に、音取りの段階ではめっちゃつまらないと思っていたSopI,SopII,Altの三重唱(Suscepit Israel)が、歌ってみるとすごい素敵だということに気付き、さらには自分は実は合唱よりも重唱が好きな人間なのにも関わらずなかなかその機会がなかったことを思い出し・・・、至福の時間を過ごすことが出来た。合唱パート・・実はこの曲の合唱はテンポが速い部分が多くてとても大変なのだが、完璧に歌えたとは言えないまでも、大事なところは外さずにみんなでしっかり歌えたのがよかったなぁ。オケも素晴らしかった。なかなか弾く機会がない曲だろうし、今日もほぼ初見一発合わせなのに、リハで頭だけしかやらなかった曲も多いのに、本番では気持ちを合わせて演奏することが出来たんじゃないかしら。

逆にその伴奏オケの大変さを味わったのはペルゴレージのスターバトマーテル。歌う側からすれば伴奏オケはちゃんと弾けてて当たり前で・・そのほぼ初見状態で歌い手が気持ちよく歌えるように弾くというのは本当に大変。特に、全音符、2分音符が中心なのにやたら速い曲というのは、ちょっとしたことで音価が分からなくなって大変。当時はインクが高かったからなのか、今であれば4分音符、8分音符、16分音符で書くところを、全音符、2分音符、4分音符・・と4倍くらいの長さの音符で書かれているのは、音符を黒く塗りつぶすのをケチッてそうしている・・と見れなくもない。その速いパターンの曲、合唱譜を使って音楽は聴いてきていたので、音楽は頭に入った状態で臨めたことだけが救い。

展覧会の絵・・も久しぶりだったのだが、冒頭のトランペットのすばらしさに度肝を抜かれ・・で、自分のパートはというとちゃんと入れなかったところが多くて・・いかに以前弾いた時に周りの人に助けられていたのかということを自覚した。

ベト7もねぇ・・・3楽章の2ndの入りの難しいところはなんとか食らいついたが、大好きのはずの4楽章で・・ああここは1stと一緒じゃなくて掛け合いだったんだ・・と気付いた時には遅かった・・みたいなところがあって悔しかった。こういう名曲は、何年かに一回は弾いて、難所を忘れないようにしておきたいものだねぇ。

ハーシェルのシンフォニア第10番・・実は聞いたこともない作曲家の名前だったのだが、バッハとモーツァルトの間ぐらいの時代の人の作品ということで、初見でも大変楽しく弾ける曲だった。ロッシーニの「泥棒かささぎ」序曲・・ついついリレハンメル五輪の男子フィギュアの金メダリスト、アレクセイ・ウルマノフ選手の演技を思い出しながら弾けて楽しかった。いつか所属オケでもやりたいなぁ。

圧巻だったのが最後の威風堂々で・・いままでこのオフ会に何度も出ているけど、最高の演奏だったんじゃないかしら。管楽器群のすばらしさに胸を打たれつつ、こっちも毎年ごまかしてる部分が少しはちゃんと弾けるようになっていることを実感しつつ、楽しみのうちに2日間のお祭りの幕が下りた。

久しぶりの全曲参加で充実感でいっぱい。幹事の労を取ってくださったみなさま、楽しい企画を準備してくだった諸先輩のみなさま、参加&関係されたすべてのみなさまに感謝です。来年以降もこの会が開かれますように。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする