政治はスポーツに色濃く反映する。2023年9月25日、中国・杭州で行われたアジア大会射撃競技の男子団体種目表彰式で、1位の韓国(中央)、3位のインドネシア(右)が国旗掲揚を見守るなか、2位の北朝鮮選手団は故意に顔を背けていたことが話題になっている。日本と行われたサッカーでも、日本にだけは負けたくないという思いが強かったのだろうが、ラフプレイが異常であった。6枚のイエローカードが出されたのだが、レッドカードでもおかしくないものもあったし、見ていて、スポーツマン精神とは何なのかと考えさせられる試合だった。イラン中部イスファハンで2日、サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のサウジアラビア・アルイティハドとイラン・セパハンの試合が直前で中止になった。理由は、サウジ側がスタジアムに設置されていたイラン革命防衛隊の元司令官の胸像に反発したものだという。スポーツ選手がある国の人権問題などに反発して、その意思表示をすることはあり、これはおおむね西側メデイアは好意的に報じているが、結局のところ、スポーツは単純にスポーツと言うわけにはいかないようだ。ある人が言っていたが、国旗を掲げて戦うのは戦争とスポーツだけなのだと。(くちなし亭、2023.10.04)
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