イスラエルとヒズボラとの戦いだが、その情報収集能力とか、技術力の差とかに唖然とする。ヒズボラの戦闘員が持つポケベルとトランシーバーに小型爆弾を仕掛け、それを一斉に爆発させるなどということはよほど、相手の内情や手引き者がいなければ成し遂げられないことだし、海外で、たぶんハンガリーではないかといわれているが、そこに大掛かりな作業をする人たちを持っていなければならない。ヒズボラには、そのような海外工場などない。その上、ヒズボラはイスラエルの空爆によって、ナスララ師をはじめ、多くの指導者、軍の指揮官などを失った。たぶん、しばらくは統制のとれない状況だろう。これにも、インポイントで、誰が、今、どこにいるかを把握できていて、できることだ。ヒズボラはレバノン国軍を凌ぐ軍事力を持っているといわれている。レバノン内戦では多くのレバノン人を殺害した。当然、レバノン人の中にはヒズボラに対して、憎悪する勢力もいるだろう。彼らにイスラエルが接近していったことは想像できる。それがガザでの対ハマス戦に比べて、はるかに手際の良い展開になっているのだろう。（くちなし亭、2024.10.04）
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