ワクチン争奪戦が始まっている。EUが29日、新型コロナウイルスのワクチンを域外へ輸出することを許認可制にすると発表した。ワクチン製造元が相次いでEUへの供給削減を通告したことに対し、流出に歯止めをかける「強硬措置」に出たかっこうだ。英製薬大手アストラゼネカが今月、EUへの3月までの供給量を、事前に合意した量の4割以下に削減すると通告したことが規制の契機になった。フアイザー社製のワクチン工場がベルギーにあることはイギリスへの空輸で知っているが、世界のワクチン工場はどこにあるのだろうか、日本へ使用されるワクチンの製造工場はどこにあるのだろうか。日本ではアストラゼネカが原液製造を兵庫県の医薬品メーカーに委託し、東京、熊本のメーカーが製剤化するということなので、輸出ストップを掛けれらえることはなさそうだし、時間が経てば日本産のワクチンもできる。ただ世界の工場をもたない国は2分化されている。欧米の製品をイスラエルのように高く買うか、安いが安全性に疑問符が付く中国製を買うかである。(くちなし亭、2021.01.30)
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