「貧者の一灯」とはお釈迦様の故事による。お釈迦様がマガダ国のアジャータシャトルをお訪ねなされたとき、このお金持ちはお釈迦様の帰り道を万灯で明るく照らしてさしあげようと考えた。そして、この話を聞いた貧乏な老婆も、自分もせめて1灯だけでも、献じたいと思った。この貧乏な老婆は物乞いで生活を立てていたのだけれど、その日に得たお金の総てを使って、油を買い、1灯を献じたのだった。そして、不思議なことが起こった。お金持ちの献じた万灯は時間が来て、油が燃え尽きて、次々に消えていったのだが、この老婆の献じた1灯の火はいつまでも、赤々と燃え続けていたそうである。この故事から「長者の万灯より、貧者の1灯」という言葉が生まれた。私も今回の東日本大震災で、貧者の1灯を行った。けれど、誰がどう決めているかしらないけれど、被災者の多くに義捐金が届いていないそうだ。それを決めている人たちはその義捐金も、税金と同じように、自分のお金と思っているんじゃないでしょうね。
Y-FP Office Japan
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