東京株式市場、日経平均が驚くほど高い。25000円を超えている。今朝は少し下げているが、それでも高い。10日のニューヨーク株式市場では、ダウ平均株価(30種)の終値は前日比262・95ドル高の2万9420・92ドルだった。値上がりは2日連続である。金余り基調で、上げたくて仕方がない市場関係者たちに追い風となるニュースが飛び込んできた。米ファイザー/独ビオンテックによるコロナワクチン開発状況の発表である。90%以上の有効性が確認できたというものである。ワクチン開発の手法として、mRNA技術を使っている。これまでのコロナから毒素を取り除いたものをワクチンとするものよりも、遺伝子のタンパク質を体内に注入し、抗体を造ると言うもので、従来型よりもはるかに早く製造することができる。ちなみに、世界のワクチンを開発を進めているものには英アストラゼネカ/同オックスフォード大、米ジョンソン・エンド・ジョンソン、中国カンシノ・バイオロジクスが様々な技術を駆使して開発競争を行っているという。さて、このニュースに投資家は小躍りしながら株価を上げているのだが、このワクチンには超低温での保存など、課題はまだまだ多いのである。(くちなし亭、2020.11.11)
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