今年も、暮れになって、風邪をひき、いつもの、止まらぬ咳となった。スリーピングクリスマスと寝正月である。12月に解散総選挙があり、安倍政権の安定化が進んだのであるが、これが日本の国にとっては、どうであろうか。日本の国民にとって、どうであろうか。世界の人々にとって、どうであろうか。少なくとも、数十年後にならなければ、その結果は分からないかもしれない。少なくとも、日本と敵対化が進む,中韓両国への対応は、落ち着いて、事に当たることができるので、数年のスパンで見れば、良いのかもしれない。経済はどうであろうか。アベノミクスが決して成功しているとは言えない状況下で、日銀の緩和策だけが独り歩きをして、政府の政策が全く見えてこない。あるいは結果を残せないことがアベノミクスの先行きを不安にさせるのである。安倍政権はこれまでも安定政権であり、十分な時間もあった。にもかかわらず、政府の政策が実効性をもたないということは、日銀の緩和策だけが浮き上がり、単なる資産インフレを起こすだけにしてしまうのではないか。その陰では円安が進み、国民の資産を大幅に目減りさせているのである。(2014.12.31)
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