スエズ運河に座礁していた大型コンテナ船「エバーギブン」が29日、砂地から離れ、運河を塞いでいたいた状態が解消されたそうだ。確かに、映像を見る限り、荷は高く積まれていて、重そうではあったのだが、それにしても、船首が砂地に突っ込んだだけで、解消に何か月もかかるかもしれないという報道にあり得ないと思っていた。それが、とりあえず、無事に終わったようである。さて、この座礁による保障はどこまで行えることになるのだろうか。船には必ず、保険がついているので、船主や荷主の保障は行われるのだろうが、事故を起こした船主への責任はどうなるのだろうか。エジプト政府はそれなりの工事を行っているので、その後の復旧作業も含めて、請求を行うのだろうか。海上保険もどこまで支払いに応じてくれるか不明である。そして、これだけの数の大型船が影響を受けたとなれば、保険会社の支払いも莫大になるに違いない。怖い話である。さて、それにしても、スエズ運河と言うところは、一隻の船を横にすることもできないほどの幅の狭さであることに、改めて驚かされたのである。ある意味、隅田川程度かもしれない。言い過ぎか。(くちなし亭、2021.03.30)
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