明治安田生命研究所は４０歳から６５歳の既婚者を対象に結婚生活に満足しているかどうかと言う調査を行った。巷間言われているように、男女で見れば、男性の方が満足している割合は高い。ただ、この調査で最も面白いというか、ああ、そうなのかと思わせるものは、子供がいない、いるの家庭間の違いである。女性で、子供のいる人の満足度の割合が、子供いない女性よりも低いのである。子どもがいる場合は3割～2割、子どもがいない場合は2割～1割が結婚生活に満足していないと答えているのである。そして、女性が正社員として働いているか、非正規社員として働いているか、あるいは専業主婦かで分ければ、自立して働いている女性ほど、満足度が低いという結果となっている。だから逆に考えれば、離婚を考えたことがると答えた割合は子供がいる女性で、正社員の場合は４１．７％、非正規社員の場合は３３．２％、専業主婦は２４．４％ととんでもない高さになっているのである。定年離婚が心配される所以である。(2018.11.18)
