夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

事故後の対応の悪さがシンドラー社の日本撤退に繋がった。

2016-04-14 11:29:15 | FP

4月13日午前8時半ごろ、北海道富良野市花園町の食品会社西川食品の工場で、従業員の前田美由紀さんがエレベーターの天井と2階の床に挟まれ、死亡したとのことである。エレベーター事故というとシンドラー社製のエレベーターの事故を思い出す。シンドラー社は事故を起こしたことと、その後の対応の悪さで、評判を落とし、結局、事故後の受注は無く、今年、ついに、日本からの撤退をするに至るのである。それまでは、低価格で、公共施設への受注が進み、業績を伸ばしてきた矢先の出来事であった。シンドラーエレベーターの事故とは何だったのかというと2006年6月3日午後7時20分頃、東京都港区共同住宅シティハイツ竹芝、12階のエレベータ内において、 男子高校生がエレベータの床部分とエレベータ入り口の天井に挟まれ死亡するという事故が起きたものだ。当時の同社の社長は西洋人らしく、絶対に自分の非をみとめず、調査を理由に、数日を過ごしてしまった。結局、謝罪会見をしたのだが、この対応の悪さが、その後のシンドラー社の営業に決定的な影響を与えた。裁判では、同社の点検ミスでは罪を問うことはできなかったのだが、その判決が下されたのは10年も後のことで、同社の悪評判を払しょくすることはできなかったのである。事故後も、同社は不運が続いた。社員が故意に人をエレバーター内に閉じ込めるなどという事件も起きた。「あのシンドラー社でまた事故。」つまりは、同社には「あの・・」という枕言葉がつくようになったのである。だから、どう考えても、社内の事情はとても良いものになってはいかなかったはずである。(2016.4.14)

Y-FP Office Japan

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする